イタリア発のマルニは、ベルギー出身のメリル・ロッゲを新たなクリエイティブ・ディレクターに迎え、2026-'27年秋冬シーズンの新作を発表。アイコニックなワードローブを独創的に再解釈し、新たなスタンダードを示したメリルのデビューコレクションは、モードラバーたるもの必見のトピックだ。今季リアルに狙いたいアイテムを、エディターのレビューとともに紹介する。

2026.10.15

【マルニ】今、手に入れたい新作は? メリル・ロッゲ初のコレクションから小物&ウェアを試着レビュー

イタリア発のマルニは、ベルギー出身のメリル・ロッゲを新たなクリエイティブ・ディレクターに迎え、2026-'27年秋冬シーズンの新作を発表。アイコニックなワードローブを独創的に再解釈し、新たなスタンダードを示したメリルのデビューコレクションは、モードラバーたるもの必見のトピックだ。今季リアルに狙いたいアイテムを、エディターのレビューとともに紹介する。

INDEX

MARNI(マルニ)とは?

1994年、スイス生まれのコンスエロ・カスティリオーニが、毛皮や革製品のものづくりを起点にミラノで創業。構築的なシルエットやウィットに富んだプリントなど、独自性のあるクリエーションが評価され、ミラノコレクションに参加。2016年のカスティリオーニ退任後は、イタリア出身のフランチェスコ・リッソが約10年間ブランドを率いた。2026年に新クリエイティブ・ディレクターとしてメリル・ロッゲが就任し、新章がスタート。

メリル・ロッゲが率いる新生マルニの幕開け

左上から マルニのつけ襟、パンプス、バッグ、ソックス

メリル・ロッゲにとって初となるマルニのコレクションは、歴代デザイナーが築き上げてきた象徴的なアーカイブの引用と再構築がキーワードに。ヴィンテージの要素を取り入れながら、テイストや時代も軽やかに横断。遊び心のあるデザインを日常に落とし込み、着る人のワードローブに自然となじむデイリーウェアへと昇華した。

ウェアから小物まで。日常でリアルに使える大本命アイテム5選

スポーツマインドが宿る「ニットジャケット」を主役に

マルニ「レッドウールカシミヤジャケット Mディテール」

カシミヤジャケット¥312,400/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ)

マルニのクリエイティブ・ディレクター就任を機に、イタリアへ移住したメリル。本コレクションには、スキーや登山などのマウンテンスポーツ文化が根づく、ミラノの土地柄から着想を得た要素も随所に落とし込まれている。ヴィンテージのアノラックパーカを思わせるニットジャケットもそのひとつ。ボディから袖にかけて配した鮮やかなレッドでイニシャルの「M」が浮かび上がる、遊び心満点な一着だ。

【ポイント1】ドローストリング仕様のネックライン

マルニ「レッドウールカシミヤジャケット Mディテール」のディテール

ゆるやかに立ち上がった襟もとは、長めのドローコードつき。きゅっと絞ってフィット感を高めれば、防寒にも一役買う。

【ポイント2】実用的な設計が着心地のよさを後押し

マルニ「レッドウールカシミヤジャケット Mディテール」のディテール

弾力性があり柔らかなカシミヤ混のヴァージンウールを採用。ブランド名を編み込んだ同素材のパッチが、ノスタルジックなムード漂うアクセントに。サイドには控えめなウェルトポケットを、裾にはドローストリングを備え、好みのシルエットで着用可能。

ISHIDAコメント画像
エディター ISHIDA

上質な素材感にアウトドア由来のエッセンスが光る。レディなアイテムを組み合わせることで、モダンな着こなしに仕上がります。一枚で存在感がありながら、あらゆるボトムと相性がよく、涼しい秋から本格的に寒い冬まで頼れる存在です。

秋冬スタイルに映えるマルチウェイな「つけ襟」

マルニ「ブラウンチェックポプリン ヨークボタン付き」

つけ襟¥58,300/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ)

これからの季節のレイヤードスタイルに一点投入したい、つけ襟をレコメンド。通気性に優れたオーガニックコットンポプリンが軽やかなつけ心地で、トップスの首もとに忍ばせるだけで華やかな顔まわりに。グラデーション状にぼかしたチェック柄が、装いにこなれたニュアンスを添える。

【ポイント1】印象を自由自在に変化させて

マルニ「ブラウンチェックポプリン ヨークボタン付き」のアレンジ

襟はドローコードで絞れる仕様。襟を折ったり、ラフに紐をたらしたり、その日の気分に合わせて自由なアレンジを。

【ポイント2】バックスタイルまで抜かりなく

マルニ「ブラウンチェックポプリン ヨークボタン付き」の背面

背面はシャツのヨークを思わせるカービーなシルエット。トップスの内側に収めても、あえて表に出しても着こなしのアクセントになり、アイデア次第でさまざまなスタイリングを楽しめる。

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エディター ISHIDA

ランウェイでは、上質なツイル素材のワンピースに忍ばせて提案された一品。シャツをレイヤードする感覚で、ニットやウールなど、秋冬ならではのあたたかみのある素材のトップスを合わせるのがおすすめです。

アイコンバッグの系譜を受け継ぐ新作「トランケット バッグ」

マルニ「トランケット バッグ」

トランケット バッグ各¥361,900/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ)

創業者のコンスエロ・カスティリオーニが生み出した「トランク バッグ」を、メリルならではの感性でアップデート。曲線を描くフラップや球体のクロージャーといったデザインコードを受け継ぎながら、フォルムを刷新。新作「トランケット バッグ」では洗練された横長シルエットに、長めのダブルハンドルを掛け合わせた。ベーシックな色みを基調に、コントラストのきいたバイカラーで遊びを加える、マルニらしいアプローチは健在だ。

【ポイント1】デイリー使いにちょうどいい収納力

マルニ「トランケット バッグ」の背面

全面を柔らかなカーフスキンで仕立てながら、光沢のあるフラップとシワ加工を施したボディの質感を変え、メリハリのある配色も相まって奥行きのある表情に。長めのチューブ状のハンドルは、厚手のアウターを羽織った上からもスムーズに肩にかけられる。マチが広く、小さめのボトルや財布などの必需品がすっぽりと収まる実力派。

【ポイント2】使い勝手のよさに配慮した内装

マルニ「トランケット バッグ」のディテール

ファスナー仕様の間口が大きく開き、荷物が出し入れしやすいのも特徴。内側にはスエードのライニングを施し、クッション性の高いポケットも配置。手鏡やイヤホンなど、繊細なものを収納するスペースとして頼もしい。

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エディター ISHIDA

アイコンバッグを再構築した新作は、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても携えられる2WAY。エターナルな存在感を放ち、エイジングの過程を楽しみながら長く愛せる魅力が詰まっています。10月23日よりECサイトのSPURSHOPでも発売予定なので、要チェックを!

異テイストのミックス感に心躍る「スリングバックパンプス」

マルニのスリングバックパンプスの正面

スリングバックパンプス¥194,700/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ)

端正な細長のスクエアトゥに、抜け感のあるスリングバックを掛け合わせたパンプス。フロントには、パラコードのようなレースアップや、カラーステッチをあしらい、マウンテンブーツを彷彿させるスポーティな要素をプラス。上品な素材使いとのコントラストが新鮮だ。

【ポイント1】素材の美しさを際立たせるシャープな横顔

マルニのスリングバックパンプスの側面

艶やかなブラッシュドカーフスキンが映える、カッティングの美しい細身のシルエット。斜めに立ち上がった低めのキトゥンヒールは、歩行時の安定感も抜群だ。

【ポイント2】コンフォータブルな履き心地を実現

マルニのスリングバックパンプスのディテール

バックストラップの内側にはゴムを内蔵し、伸縮性を高めることでイージーな着脱をかなえた。シューレースやトリミングのステッチ、インソールは、マルニのロゴともなじむビビッドな赤で統一。インパクトのあるカラーリングが足もとをエレガントに彩る。

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エディター ISHIDA

メリルは、マーク ジェイコブス時代の初任給でマルニの靴を購入したというほどのファンのひとり。なかでもシューズのデザインには特別な思い入れがあったそうで、ブランドのヘリテージに敬意を払いながら、意外性のあるアプローチで彼女らしさを表現した注目の一足です。

足もとの完成度を高めるグラフィカルな「ソックス」

マルニ「コットンソックス コントラストカフス付き」

ソックス 各¥25,300/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ)

ランウェイでは、軽快な印象のサンダルやパンプスに合わせて登場したバイカラーのミドル丈ソックス。ピュアコットンを使用した柔らかなリブ編みが、足を優しく包み込む。茶色みを帯びたバーガンディとグレーのシックな配色や、ダークブラウンとイエローのメリハリのある色合わせなど、スタイリングの差し色になるカラーバリエーションが揃う。

【ポイント】さらりとした心地よい薄手生地

マルニの「コットンソックス コントラストカフス付き」のディテール

パーツごとに色だけでなく、編み地も切り替えたデザイン。カフスにはフィット感の高い平編みを、脚部にはストレッチ性に優れた太リブを採用し、ずり落ちにくくストレスのないはき心地を追求。くしゅっとルーズにたるませても、はき口をぐっと引き上げても、さりげない透け感が足もとのアクセントになる一足だ。

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エディター ISHIDA

アイキャッチなタグや切り替えを上部にまとめているため、ブーツなど丈の長いシューズを合わせてもデザインがしっかり見えるのがうれしい。ワードローブに一足備えておけば、ロングシーズン活躍します。

個性あふれる新作を身につけ、新たなマルニの世界観を堪能して

マルニへの深い愛とリスペクトが感じられるメリル・ロッゲの記念すべきファーストコレクションは、買って損なし! 秋冬スタイルの主役になるウェアから、シーズンを問わず重宝する小物まで、幅広いアイテムが揃う今こそチェックして。

マルニ ジャパン クライアントサービス
0120-374-708

石田衿菜プロフィール画像
エディター・ライター石田衿菜

2023年に編集者の渡部かおりから独立し、雑誌やウェブ媒体を中心に活動。SPURデジタルでは、ファッションの記事を手がける。「つけ襟やソックスなど、10万円以下で手に入るプラスワンアイテムも充実。自分へのちょっとしたご褒美に購入を考えています」