蟹座 6.22 - 7.22

蟹座:自分も、人も、笑顔でいられるように

真木あかりさんの12星座占い(蟹座)、illustration: mariwa

真木あかりさんから蟹座へのアドバイス
社会のために、自分はいったい何ができるだろう。そんな、高い視座を持ってスタートする2023年です。5月中旬までは仕事や自己実現でそれを成し遂げようとし、5月中旬以降は同じ意識を持ち合える仲間で身近な生きづらさを変えていこうとします。私たちは誰もが自分のために生きているわけですが、その自分を取り巻く人や世の中に目が向くようになるのがここ数年なんですね……。

まあ、そんな小難しい発想をしなくても、仕事をするやりがいの向こうに誰かの笑顔を思い浮かべるようになったり、自分だけでなく誰もが幸せであったらいいと切望するようになったりする、それが2023年という時間なのです。特に2022年夏からは、「自分を変えたい」という思いも徐々に強まってきていたかもしれません。年齢を重ね、これまで上の世代がやっていたことを「そろそろ、自分の世代が担っていかなければいけないのだろうな」と思い始めた人も多そうです。どこまでも優しいのにとびきりアツい、蟹座らしい時期だと思うのですが、いかがでしょうか。

さて、そんな日々に変化が訪れるのが3月です。「井の中の蛙大海を知らず」という慣用句をご存じだと思うのですが、あえて大海よりも井の中、つまり身近かつ狭い範囲でパッと情熱を燃やすような努力をすることになるでしょう。ここまで「自分を変えたい」と、心のなかで熱い衝動を抑え込むようにして自分を鍛えてきた人が、いよいよその情熱を表に出すのかもしれません。5月下旬まで、あなたのなかの熱い部分はあかあかと燃えたまま維持されるでしょう。そして5月下旬から、人間関係がだんだんとにぎやかになっていくだろうと思います。

ここから1年ほど、蟹座の人は「自分ひとりではかなえられない夢」を描くようになるでしょう。ひとりで生きるのは楽しいけれど、みんなでお互いの個性や得意分野を持ち寄ればもっと楽しくできる。そんなふうに思うようになるのです。持ち前の正義感を、差別や格差の解消へと向ける人もいるでしょう。清らかな熱意はまわりの人の心を動かし、ひいては社会をも動かします。ちょっと話が壮大になってしまいますが、世の中の「負の遺産」と呼ばれるようなものをここから20年くらいかけて変えていくことが蟹座の大きなテーマとなるでしょう。といっても、息の長い話。「すったもんだあって、気づいたら変わっているもの」であるのかもしれません。地道な努力が、あなたを取り巻く世界を今よりずっとずっとよいものに変えていきます。

恋愛については、自分が本当に幸せになれる関係性がどのようなものなのか、考え抜く時期に入っています。打算ではなく、自分も相手も幸せなのがいいという、優しくも強い「願い」にも似た気持ちになるだろうと思います。

蟹座のキーターム

5月7日〜21日は運気が華やか、かつ強く輝く時期に。いつもは出ない勇気もここでなら出せるかもしれません。恋に前向きな動きも出てきますが、刺激を求めすぎる傾向も。6月11日以降はパートナーシップについて「変容」が起こるかも。10月29日の月食は夢を大きく実現させますが、実現と同時に別の視点から課題も見えてくるでしょう。

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