牡牛座 4.20 - 5.20

飛躍のときに向けて、自分を守り続ける

真木あかりさんの12星座占い(牡牛座)、illustration: mariwa

自分が何を大切に思うのか。世間では何が大切とされるのか。このふたつの価値観は、時として一致しないことも多いものです。2023年、牡牛座の人は「どちらの価値観もあっていい」というマインドセットを持った上で1年をスタートするとベストを尽くしやすいだろうと思います。

というのも、3月下旬くらいまでは数字やメリット・デメリット、効率といったものが重視される時期に当たっているからです。主に仕事において、そうした場面が多くなるでしょう。

牡牛座の人はもともと、非常に現実的です。ですからストレスは大きくないと思うのですが、美しいものを愛でること、心地よくあること、おいしいものを味わい尽くすことに価値を置き、追い求めることを幸せとする持ち前の感性は、少々後回しにせざるを得ないでしょう。日々のさまざまなこだわりが「これがいい」ではなく「これでいい」にせざるを得ないのは切なくもどかしいものです。ただ、これは価値観という天秤において、「現実」のほうのお皿にのせられた価値観のおもりが一時的に増えているだけ。「自分」のお皿にも、ちゃんと価値観のおもりはのったままです。なくなったり、否定されたりすることはありません。そのことを、どうぞ覚えていてください。

4月以降、気分がパッと明るくなります。人間関係が活発になり、ワクワクするような楽しい予定が増えてくるでしょう。ここ2年ほど続いていたキャリアにおけるプレッシャーが、ずいぶん軽くなっていることに気づく人も多いかもしれません。そうした明るいムードは5月後半、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が牡牛座に巡ることでさらに安定した輝きとなります。ここから1年以上、あなたはその光をいっぱいに受けて過ごすことになるでしょう。

ちなみに「幸運と拡大」は、ただ天から降ってくるだけのラッキーな出来事ではありません。それらのトリガーとなるのはあなたの「行動」です。大事にしたいものに照準を合わせ、実際に行動を起こす。行動と結果は常にリンクしているわけですが、その結果が「拡大」しやすく、「幸運」につながるという時期が、2023年5月中旬以降の1年なのです。ちょっと堅苦しいと思われるでしょうか? でも、何がいつ降ってくるかわからない幸運を待つよりも、自分が大事にしたいものを確実につかみにいけるほうが、人生はきっと楽しいだろうと思います。幸運ならなんでもOKというほど、あなたは単純ではないからです。自分が望む幸運であってこそ、喜べるのですよね。この時期はチャンスがたくさん巡ってくるだけあって、忙しくなることは確実です。でも、そこには確かに“意味”も“意義”もあるのだということを、この時期のあなたはちゃんとわかっているのだろうと思います。

KEY TERM

5月17日から木星が牡牛座に巡り、2024年5月26日まで「幸運と拡大」の追い風が吹き続けます。チャンスが多く、行動を起こせばブーストがかかりやすい時期なので、積極的に頑張ってみて。恋のチャンスは9月15日の新月、それから10月9日〜11月8日にいい見通しが。10月29日の月食は牡牛座で起こり、ここまでの頑張りが大きく実る暗示です。

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