絶品シュノーケルスポット『2STEP』で、ひとりっP、イルカの大群と泳ぐ!の巻!

ひとりっPはじつはバリバリのシュノーケラー。私にとっての”ナイスなビーチ” =とは、シュノーケリングが楽しいビーチのことなのです。遠浅とか砂がきれいとかには頓着していません。前2回のハワイ島旅では、ダイビングと陸上観光がメインだったため、シュノーケリングスポットはほぼ未開拓でした。が、今回、3回目のハワイ島に出かけるにあたり、「島内最高のシュノーケルスポットを突き止める」というのを自分にとってのミッションのひとつに決定。

事前にいろいろ調査した結果、どうにも日本語情報だけではかんばしくないという結論に達し、英文ガイドブックや英文サイト、行ったことのある友人に聞くなどしてつかんだナイスらしいシュノーケリングスポットがこちらの『2STEP』。コナから車で30分ほど南下、キャプテンクックタウンのさらに南にあります。

ここには、いわゆる砂浜はありません。比較的なめらかな溶岩の岩場があるのみ。正式名称はHONAUNAU BAYですが、エントリー箇所が2段になっていることからおもに『2ステップ』と呼ばれているんだそう。

エントリー地点で水深2メートルほど。そのまま沖合へ向かってすぐに30メートル以上になるため、ダイビングスポットとしても人気の様子。この日は日曜だったので、ローカルダイバーが結構いました。

こちらがエントリースポット。たしかに2段になっていて、入りやすいし出やすい!

背は立たない深さですが、通常の状況なら、波も流れもなく、初心者でも問題なく楽しめます。

で、この2ステップに到着したときに、周りの人たちが、「ドルフィン~~~~」と言っているのが聞こえてきたんです。見ると、確かにずーーっと沖合に、シュノーケラーとイルカの背びれらしきものがちらちらと見えます。おおーー! と思いつつ、今あそこにイルカがいても、自分が行く頃にもういなくなってるよね、とイルカのことは置いておいて、とりあえずエントリー。(*2STEPにシュノーケルギアのレンタルショップはありません。ひとりっPはもちろん日本からマイギアを持参)

湾に向かって右手方向にサンゴが広がっていて、ときどきキイロハギの群れがサーーーッと目の前を通り過ぎていきます。とはいえ、魚影というよりサンゴを楽しむ感じだなあ~~と思いつつふと水面に顔を出したら、「ドルフィン~~~~」という声が遠くのほうから。むっ!?と思って沖合を見ると、「!!!いる! イルカ! まだいるんだ!!!」。背びれが見えたあたりを目がけて水面を猛ダッシュ! 沖合100メートルほどの地点で、水中に目を凝らすと、いたーーーっ!!! いましたっ!!!

イルカちゃん~~!!! しかも1頭2頭ではなく! ざっと数えて30頭ほどの群れ~~~!!!!  ひとりっPの30年ほどのダイビング&シュノーケリング歴の中でも、こんな大群のイルカにしかもこんな水中至近距離で出会ったのは初めてですーーーー!

イルカたちは水中深くを泳いでいるのですが、観察していると約3分ごとに呼吸のため浮上してくるとわかり。だよね! 哺乳類だもんね~~~~!

と、いうわけで、水面から、水中深くのイルカたちをゆるゆると追跡、浮上を始めたタイミングで彼らと呼吸を合わせて、こちらも水中へ。

「あ!?あれれ!??」。気づくと、なあんと自分、イルカの群れに囲まれて泳いでるではないですかーーーー!!!  イルカちゃんたち、かかかかわいい~~~~!!! かわいすぎる~~~!!  キュウキュウ鳴いてる~~~~!!! 親子もいる~~~~!!!!
あああ~~!! どうして自分、エラ呼吸できないの~~~!  イルカちゃんたちについていけない~~! ぜー! はー!

てなことを繰り返していたら、アッという間に1時間以上が経過。次なる目的地へ行かねばなりません。「イルカちゃん~~~~」と後ろ髪をひかれつつ、2STEPを後にしたのでした。

おそらくこの湾は深さがあるからイルカが群れでやってくるのでは、というのがひとりっP的推測。なのに岸から近いため、ビーチエントリーからすぐそこなのにイルカの大群に会えるという、人間にとっては本当に奇跡のような”ドルフィン・ベイ”!! もちろん2STEPに必ずイルカがいるわけではないようですが、比較的よく目撃されるようです。イルカの大群と泳ぐと、まさに自分もイルカになったようなキモチになるんですよ。ほんとに。素晴らしい体験!(なので、一緒に泳いでいて「あれ?どうして息が苦しいの???」とまで思ってしまうという。。。)

「いや~~~、ハワイ島、ほんっとハンパないな~~~! すごいな~~~!! すごすぎるよ~~~!!」と、”2STEPは絶品シュノーケルスポット宣言”させていただきます!

*ちなみに2STEPにはライフガードはいません。シャワー設備もありません。

 

大自然に感動する旅がしたいなら

 

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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