無茶旅台湾ひとりっぷ®︎「台中GO!」②~新幹線に乗ってでも買いに行きたい!”宮原眼科”の絶品米粉パイナップルケーキ

おそらく台中で今もっとも観光客に人気のスポットと思われるのが、この『宮原眼科』。台中駅から徒歩5分かからない場所にあります。こちら、眼科、と言っても医院ではありません。かつて日本統治時代に宮原医師が眼科を開業していた建物をリノベーションした、複合スイーツショップなのです。台中の有名菓子メーカー日出がプロデユースしていて、パイナップルケーキなどの台湾菓子やチョコレートなどを扱うスイーツショップ、アイスクリームショップ、パールミルクティなどを扱うドリンクショップ、カフェ&台湾料理レストランの4つの業態がひとつのリノベーション物件『宮原眼科』の中に展開されています。外観にはかつての面影が。

入口ドアの床。

こんな”遊び”も。笑ってしまいました。

わたしが到着したのは10時15分ごろだったのですが、一番人気のアイスクリームショップにはすでに行列ができてました。宮原眼科はショップスタッフの制服もなかなか凝ってるんですよね。売り場ごとに違う制服で、こちらはアイスクリームショップ。宮原眼科だけに看護師さん風でしょうか。

いちおうこちらのアイスクリームについて解説すると、プロデュース会社「日出」のお菓子を3種類までトッピングできるシステムで、パイナップルケーキやチーズケーキなどをどかーーん!と載せられるのが特徴です。

で、3スクープにハデなトッピングが加わるとかなりのメガサイズ。そのインパクトビジュアルもあって、圧倒的に大人気&大行列なのです。が、すみません。あえて言わせていただくと、正直、アイスクリームは普通です。しかもこれでかなーりおなかがいっぱいになってしまうので、ほかにおいしいものがたんまりある台中では、そのぶんの胃袋をほかの食べ物に回すべきだと思います。台湾では胃袋の無駄遣いは厳禁です!(きっぱり!)

こちら、宮原眼科のメインスイーツショップ。薬棚をイメージした内装でしょうか? 天井も高くてレトロなムードです。

見上げると天窓になっていて、こちらはレトロチャイナな意匠。

そして宮原眼科最大のオススメかつ我的最大のミッションだったのが、こちら。米粉のパイナップルケーキ!です! 小麦粉と違って生地がサクッとしていて軽やか!こんなパイナップルケーキ、ほかで食べたことないです。中のパイナップル餡も、冬瓜ナシの土鳳梨(台湾土着のパイナップルで酸味があるのが特徴)100%で、適度な酸味があって美味! 生地のバター風味が控えめなのもいい! ペロッと2~3個食べられます。こぶりな円形というのもちょっと珍しいですね。おそらく「日出」からの太陽の形なのでは?と。 が、勇んで店員さんにオーダーしようとして、ががーーん! こちらのパイナップルケーキ、なんと15個入りからスタートだったんですよーーー!! え、 え、ええーーー!??せめて10個入りとかないのーー!??と愕然。宮原眼科のパイナップルケーキには米粉タイプと小麦粉タイプがあり、両方買うつもりだったので各 15個はちょっと、、、としばし思案。が、はるばるここまで来たんだし!と、それぞれ1箱買いました。はい、計30個です。日持ちはおそらく10日~2週間程度らしく(製造日表記がなく、賞味期限のみ記載のため)、爆買いしたいのはヤマヤマながらこの2箱ですら賞味期限内に食べきる のはムリかも、と、おかげでかなりいろんな人に配りまくりました。でもそういえば、台湾のパイナップルケーキ、あまりバラ売りされてるのを見ないですねえ。たいていは箱詰めかも。。ぜひバラ売りをスタンダードにしてほしいところです。ちなみに。宮原眼科の小麦粉パイナップルケーキは中のパイナップル餡が酸味のある土パイナップルのものと、甘いノーマルパイナップルのものがあります。が、私のオススメは断然土パイナップル(土鳳梨と表記)タイプ!!です!

なにかとオシャレな宮原眼科(日出)だけに、パッケージもこの通り。パイナップルケーキでシャレたパッケージのものってあんまりないので、これはうれしいですねー。バラしておみやげとして配るときもサマになります。左が米粉で右が小麦粉です。

米粉バージョンの外箱はこれまた台湾にしては珍しいシックでむちゃくちゃオシャレなデザイン。ちなみに宮原眼科(日出)のパイナップルケーキは、台中でしか手に入りません。ご興味湧いた方、ぜひ台中へ~~! 絶対後悔しませんから!

パイナップルケーキをゲットできたので、上階にあるカフェレストランでティータイム。”宮原ミルクティ”をオーダーしたら、大粒タピオカ(カップ左脇のプチカップ内に入ってます)が添えられて出てきました。好みで、ホットミルクティの中に自分で入れていただきます。これが美味~~~! ホットのタピオカミルクティ、クセになりそうです。
えーと、ちなみにこちらのカフェレストラン、一人当たりの最低消費額が決まっていて、お茶系だけだと足りません。なのでじつは魯肉飯もオーダーしたのですが、こちら。。。正直言ってイマイチだったので、画像は割愛させていただきます。すみません。しつこいようですが、やはり台湾人がおいしいという魯肉飯、日本人にはイマイチなことがほとんどかと思います。なんか味がボヤ~~~としてるんですよね。。。これはもう味覚の違いかと。。。。

宮原眼科グッズの展開もあり。発売されたばかりという布バッグをバイイングしてしまいました。ちょっと値段は高めだなーと思ったのですが、この日出の視力検査表にヤラれました。

ところで宮原眼科、トイレがむちゃきれいで清潔です。台湾のトイレレベルから見たらかなりの高偏差値!! 最上階にあります。(つづく)

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

記事一覧を見る

FEATURE