雑誌『SPUR（シュプール）』35周年記念サイト｜SPUR 35th ANNIVERSARY - 雑誌試し読み

SPUR 35th ANNIVERSARY

雑誌『SPUR（シュプール）』
35周年記念サイト

2024年、おかげさまでSPURは創刊35周年を迎えます。
SPURの由来は「モードの世界や読者にSPURという軌跡を残す」
時代とともに歩んできたSPURは様々な軌跡を残してきました。

SCROLL

SPUR 35th ANNIVERSARY
雑誌『SPUR（シュプール）』
35周年記念サイト

2024年、SPURはモードの定義を拡張します。

2024年、数多くの情報が氾濫している中、信頼できる確かな情報が求められています。また、紙だけではなく、様々なタッチポイントから情報を届けていく必要もあります。私たちはモード誌という中で、ファッションはもちろん、ビューティ、ライフスタイル、旅、グルメ、スポーツ、K-POP、お笑いなど、様々なコンテンツを本誌・WEB・SNSを通じて、SPUR STYLEでお届けしています。

Bring a Smile

親友のように、いつも寄り添いながら、笑顔になれる存在になります。

3歩先の情報を提供しつつも等身大の姿勢、寄り添う姿勢が必要であるとSPURは考えます。心の支えになるような美しいものを同じ視座で見ていきたい。という考えから、このキーワードに決めました。

SPURY（シュプーリー）

創刊以来変わらないSPUR STYLEとは？

1.世界が注目するJAPAN発のモード
2.日本マーケットに最適化した、モードの表現「かわいい」「知的」「ポジティブ」
3.読むことで笑顔になれる場所

SDGsは私たちの中に

35周年そして40周年に向けてSPUR宣言

環境について、地球について、真剣に考え始めたのは2019年のパリコレでした。
ちょうどグレタさんのニュースが話題になっていて、あらゆるショーで彼女の発言が話題になっていたときのことです。服飾業界が、自分が、今まで環境にかけた負荷について。彼女の怒りの矛先には自分自身が見えるようで、やるせない気持ちになりながらも、環境問題に取り組むデザイナーたちに微かな希望を見るようになりました。翻って自分に置き換えると、できることが星の数ほどあることに気づきました。
SDGsについて深く考えるようになり、表層的にわかったつもりでいて、その奥深さに触れていなかったことを恥ずかしく思ったものです。まず賞味期限の長いものから食品を選ぶのをやめ、ペットボトルを買うのをやめました。肉を食べない日を作りました。編集部の撮影のコールシートにも、マイボトルを推奨するひとことを加えました。
いずれも人に言うのも憚られるような、ささやかな習慣ばかりです。それでも、豆粒ひとつひとつ積み上げるように習慣を増やしていくことで、こんなふうに考えるようになりました。よりよい未来を探る道程は、自分を顧み、知る旅でもあるのだと。
4年前のSPUR創刊30周年の施策では、渋谷でオーガニックコットンを用いた生理ナプキンを配布する施策を行ないました。ジェンダー平等だけではなく、生理を通して、固定観念を乗り越えてあらゆる人々が自分と他者について知り、理解するきっかけが生まれることを願いました。
環境について、SDGｓについて、より良き未来を語ることは、当たり前のこと。そんな意識をもったブランドの皆さんの取り組みは、SPURにとってかけがえのないインスピレーションとなっています。
利己だけでなく利他的に物事を考えるきっかけのかけらは、そんなブランドの物語の中にこそあるのだと思います。それらのメッセージを、SPURを通して一人でも多くの人に伝えることができたなら。SDGsは、もう他人事ではなく、私たちの手のひらの中にあるのだと信じています。

SPURブランド統括／SPUR.JP編集長　五十嵐真奈