ときめきがとまらない、栗歩のモンブラン #深夜のこっそり話 #1322

昔から、ケーキと言えば“モンブラン”一辺倒でした。モンブラン好きのはじまりは果たしていつだったのか記憶が定かではないのですが、他の子どもたちがショートケーキやチョコレートケーキに手を伸ばすなか、「ケーキ=モンブラン」の揺るがぬ方程式が自分の中に確実にあったことを覚えています。そんな背景もあり今日は、大人になってからこんなにときめきと感動をくれたのは初めて!と思えるほど、幸せを感じた栗歩のモンブランについて語らせてください。

近年モンブラン専門店が増え続けていますが、今年の7月末に自由が丘にオープンした「栗歩」の看板商品は、料亭や高級フレンチでも登場する、松尾栗園産の能登栗を使用した「熟成無糖モンブラン」。ビジュアルを見た瞬間にひとめで恋に落ちたものの、予約待ちの状態。期待に胸を膨らませ、先日ついに実食にいたりました! このモンブランの特徴は、石川県の農家「松尾栗園」による独自の製法で、無糖ながら糖度30以上を引き出した“能登栗”のペーストを使用していること。一口食べてまずびっくり! 過度な甘さを感じることなく、栗本来の濃厚な味わいや少しの苦さが口の中に広がっていきます。45日間しっかりと熟成させてから、焼くことによって引き出される和栗本来の味わいと香りが、クセになりそう。能登栗ペーストのベールに包まれたスポンジやメレンゲでしっかりとした甘みを感じながら、無糖のペーストと交互に食べ進めていく。それはまるで、コーヒーを飲めるようになったあの感覚と近しく、大人の階段を登った気分になりました。一口ずつ丁寧に味わいたいと思える高級感と上品さを含むモンブランを前に、食べ進む手も、心なしかいつもよりゆっくり。

モンブランに限定せず三度の主食より甘い物が好きなのですが、それだと健康を害する要因でしかないので(苦笑)、日々葛藤中。ダイエットの側面から見れば、甘い物とは別れを告げるのが得策だと分かってはいるものの、やっぱり私の心を癒して、ときめきをくれるのはスイーツだと改めて感じた日でした。また自分へのご褒美としてエネルギーチャージしたいときに、栗歩のモンブランを味わいに行きたいな。

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エディターKISHI

ハマり癖のある、いわゆるミーハー。愛犬と過ごす時間と、韓国ドラマ鑑賞が生きがい。主にファッションとセレブを担当していますが、美容ネタも大好物。

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