今シーズンも個性満開! 東京コレクション21AWに行ってきた! #深夜のこっそり話 #1393

毎年桜が咲き始める時季は、春の新作を着込んで渋谷に集合! そう決まっていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、渋谷ヒカリエを中心に開催されていたファッションウィークがオンライン発表メインになってから、丸一年が経ちました。2021年3月15日~3月20日に開催されたRakuten Fashion Week TOKYO 2021AW(通称・東コレ)も、世界のファッションウィークと同様に多くのブランドがオンラインで新作を発表。オンラインになったことで、誰でもショーをリアルタイムで見られるようになったのは嬉しいですよね。ブランドによってはアーカイブ配信もしているので、ぜひ見てみてください。ショーを見ると、「あの服素敵だな」という服そのものの魅力だけではなく、空間や音楽、来場者の雰囲気など、そこにある全ての要素からブランドが伝えたいことを探ることができます。例えば今回ショーを行ったADELLYは、動画を交えたプレゼンテーション形式でモデルが出てくる間隔をある程度持たせながら発表することで一着ずつの個性を際立たせ、ブランドの今季のテーマである「一目惚れ」の余韻を味わう隙を与えてくれました。

ほかには、人体の表面を装飾する彫刻的衣服ではなくそこから独立する「パフォーマティブ」な衣服を提示したBALMUNG、消えゆく着物文化を現代に沿った形で「新時代の和装」として提案するsowaha、そしていつも大真面目にふざけながらファッションの明るい側面を爆発させるNEGLECT ADULT PATiENTSなど、数ブランドのショーを拝見。写真を見ていただくとわかるのですが、どれも異なる個性を持つブランドで、この“カオス感”が東コレの良いところだと改めて実感。ファッションのことをアレコレこねくりまわして考えていると「この装いや考えはあっているのか?」「○○らしさとは?」と不安になってしまうのですが、東コレを見るたびに「暗く沈んだ心を照らしてくれるのも、社会に“No, thank you.”を突きつけるのも、過去と未来の文化をつなぐ架け橋になるのも、全てファッションであり、同時に起こっていいものなのだ」と思い出させてくれるのです。各ブランドの詳細はぜひ写真のキャプションをご覧ください!

ニューヨークのように都会的な女性の服が強かったり、ロンドンのようにアンダーグラウンドなクリエイションの空気が濃かったり、コペンハーゲンのようにサステイナブルといった太い軸があったりするわけではないけれど、「東コレとは、これだ!」と一言で言い表せないのが、東コレの魅力だと感じています。「日本のファッションはコレですよ」という正解があるわけではなく「自由に楽しめばいいじゃん」というのを感じて、見ていて心が軽くなるというか。ゴーイング・マイ・ウェイでも大丈夫なのだと安心させてくれます(笑)。今回紹介したブランドのほかにも、若手からベテランまで個性豊かなブランドが揃っているので、ショー動画やルックをチェックしてお気に入りを見つけてみてくださいね。

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エディターSATO

ネイルを塗っている時間が好きです。ポーチ、名刺入れ、スマホケースなど、ついピンクの小物を選びがち。臆病&やんちゃな黒猫2匹が相棒です。

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