うだるような暑さの中、ヘトヘトになりながらいつもお世話になっているネイルサロンに伺った際、「これ、美味しいから飲んでみて！」とオーナーが興奮気味に出してくださったのが、一見普通の炭酸水。ひと口味わった感想は「……なんだこれ!?!?!?」でした。炭酸水と聞いていただいたのに、まるで紅茶のような上品な香りと味がするのです。そこに微炭酸がシュワシュワッと弾けて新感覚の味わい、それがQINO SODA（キノソーダ）との出合いです。
木から生まれたスパークリングウォーター
よくよく話を聞いてみると、原料は石川県の水源地、白峰の森で採れる香木クロモジ。もともとこの森では、杉の間伐時にその周辺に育っている大量のクロモジが下草とみなされ破棄されていたそうで、これを何か別の用途に使えないかと試行錯誤。地元のフォレスターや蒸留家、地ビール工場、福祉施設が協力して誕生した奇跡の炭酸水なのだそう。
製造過程で白山麓から湧き出るミネラル豊かな伏流水で蒸留しており、この蒸留というひと手間を加えることで棄てられるはずだったクロモジが、唯一無二の炭酸水へと姿を変えたのです。
ギフトやおもてなしにも喜ばれる！
美味しさに感動のあまり、自宅に帰って即行オンラインでポチッと。原料供給から製造、梱包、発送まで一貫して石川県内で完結したものづくりをしていますが2, 3日であっという間に到着。すぐさま冷蔵庫でキンキンに冷やします。
リラックス効果や抗菌作用もあるクロモジはお風呂上がりなど、真夏の束の間のプチ贅沢としてもいいですが、いい意味で口の中で変に残らないので食事の時にもぴったりなわけです。お酒やカフェインが苦手な友人が自宅に遊びに来た際もこれを出すようになり、とても好評でビールのようにぐびぐび飲んでいます。
地域共創につながるものづくり
改めてラベルを見ると、水とクロモジのみを使ったシンプルなサステイナビリティ飲料であることが伝わってきます。鮮やかなラベルのイラストは福祉施設の方々がデザイン。
現地ではQINO SODAの製造・販売に留まらず、白山麓の食材や間伐材、自然を使ったQINOレストランを不定期開催していたり、地元の子どもたちに向けたワークショップ“木育”、QINOスクールを開講するなど、QINOを通じた地域共創が活発なのも魅力的です。
今日もまた、口の中に広がるアールグレイのような自然の恵みを楽しみに仕事に励みたいと思います！
ファッション担当。ワードローブの8割を白黒が占める自称ミニマリスト。シーズン中は野球観戦が日課。よく髪の色が変わります。
