2026.05.06

【メットガラ2026】話題のトピック! キム・カーダシアンの現代アートを再構成したドレスとブルー・アイビーのレッドカーペット初登場

キム・カーダシアンの再構成ルックとビヨンセとジェイZの愛娘ブルー・アイビーが初登場。SNSで注目を集めたトピック2つ、キムの思考の変化とZ世代的価値観などが垣間みれたエピソードをお届け。


メットガラ2026は、ファッション、新世代、スポンサーシップなどの面で、いくつかの転換点だった。キム・カーダシアン(45)は「fashion is art」のテーマに沿い、現代アートをモチーフとして、アーカイブそのものを着るのではなく、再構成するドレスで登場した。一方、ブルー・アイビー(14)は公の場所で自らの意思を貫いた態度でZ世代の価値観を可視化してみせた。華やかなセレブが大集合するイベントの中で、注目されたトピック2つを紹介する。


キム・カーダシアンの再構成ルックとビヨンセとジェイZの愛娘ブルー・アイビーが初登場。SNSで注目を集めたトピック2つ、キムの思考の変化とZ世代的価値観などが垣間みれたエピソードをお届け。


メットガラ2026は、ファッション、新世代、スポンサーシップなどの面で、いくつかの転換点だった。キム・カーダシアン(45)は「fashion is art」のテーマに沿い、現代アートをモチーフとして、アーカイブそのものを着るのではなく、再構成するドレスで登場した。一方、ブルー・アイビー(14)は公の場所で自らの意思を貫いた態度でZ世代の価値観を可視化してみせた。華やかなセレブが大集合するイベントの中で、注目されたトピック2つを紹介する。


メットガラ2026に登場したキム・カーダシアン

photo:Getty Images

キム・カーダシアンが着用した、輝くオレンジの胸当てが印象的なルックも大きな話題を呼んだ。その装いはオリジナルの新作でありながら、2013年にケイト・モス(52)を被写体として制作された、アレン・ジョーンズ(88)の写真作品「Body Armour(甲冑)」を想起するとSNSを中心に注目を集めた。

米メディア『Page Six』によると、今回キムが着用した甲冑は、当時の型を再利用して成形されたもので、仕上げは自動車修理工場で光沢のある塗装が行われたそうだ。色については当初、ピンクが検討されていたという。しかし最終的には、アレン・ジョーンズの作品「Body Armour」で印象的だったタンジェリンオレンジ色が選ばれた。

キムは今回の制作について、「何かオリジナリティのあるものが欲しかったので、アレン・ジョーンズなら象徴的だと思った。セクシーで、クラシックで、クールで、革新的だから」とメディアに対し理由を明かした。そして制作過程の話として、「ジョーンズは、過去の作品ではなく、自分が最近手がけたばかりの、最新で新鮮な作品でなければならないと強く主張していました」とも語った。革製のスカートをつけたり、レッドカーペットで歩きやすくするなど、キムのチームのクリエイティブディレクターが最終的なイメージ作りに貢献したそうだ。


「Body Armour」作品のまえでポーズをとるケイト・モス

photo:Getty Images

「Body Armour」は、英ポップアートの巨匠アレン・ジョーンズがケイト・モスの身体をしなやかなものとしてではなく、外界から身を守る殻や鎧のような構造として捉えた肖像作品だ。モデルを被写体にとどめず、その身体をアートへと引き上げる試みだった。同作は2013年にクリスティーズで約3万2500ポンド(当時日本円で約500万円前後)で落札され、ファッションアイコンを現代アートの領域へ押し上げた象徴的な出来事として、現在も語られている。

キムは、その作品をただ再現することをやりたかったのではなかった。ジョーンズが生み出した作品を起点に、2026年のメットガラという舞台にふさわしい形へと再構成すること。そこでで、過去の作品思想を現代へとつなぎ直す試みだった。

2022年、キムは1962年にマリリン・モンロー(享年36)本人が着用した、デザイナーのボブ・マッキー(87)による実物のドレスを身にまとい、ファッション・アーカイブの扱いを巡って過去最大級ともいえる議論を巻き起こした。その当事者である彼女が、2026年に実物を着ない選択をしたことで、アーカイブへの考えを更新する出来事となった。

メットガラ2026に登場したブルー・アイビー

photo:Getty Images

一方、14歳とは思えない存在感で注目を集めたのがブルー・アイビーだ。メットガラ2026では年齢制限を超える異例のレッドカーペットデビューを果たしたが、その舞台裏では緊張感の漂う一幕もあったという。米メディア『Entertainment Tonight』の映像によれば、ブルー・アイビーは母ビヨンセ(44)とともに階段を上る際、サングラスをかけたままだったため、父であるジェイ・Z(56)が繰り返し外すよう促していた様子が映し出されていた。

メットガラ2026でフォトコールを受けるジェイZとブルー・アイビー

photo:Getty Images

ブルー・アイビーは、クリーム色のバレンシアガのバルーンドレスにボンバージャケットを合わせて装い、目が奪われるほど眩いジュエリーを身につけて登場。『Page Six』によると、階段を上がる最中、ビヨンセの広報担当者が近づき、サングラスを外すよう身振りで促す場面が確認されている。さらに、スタイリストや父ジェイ・Zも同様に話しかけ、騒がしい会場の中で彼女に声が届くよう、前に出る様子も見られた。

しかし、ブルー・アイビーは動じることなく、カメラのフラッシュが飛び交う中でもサングラスをかけたまま歩き続けた。イベント後にサングラスを巡るやりとりがSNS上で拡散され、注目を集めることとなった。

フォトコール前のビヨンセ、ジェイZ、ブルーアイビー

photo:Getty Images

母ビヨンセは、オリヴィエ・ルスタン(40)が手がけたスケルトン(骸骨)モチーフのラグジュアリーなドレスをまとい、終始落ち着いた様子を見せ、レッドカーペット上のやり取りに動じる様子はなかった。ビヨンセはメディアの取材に対し、10年ぶりのメットガラ参加の喜びについて言及。「娘は本当に美しいし、この瞬間を分かち合えることが信じられない」と誇らしげに話していたという。

サングラスを外したブルー・アイビーと両親であるジェイZとビヨンセ

photo:Getty Images

ブルー・アイビーの参加は、「18歳以上」が原則とされるメットガラにおいて、特別なケース。親同伴であれば例外が認められる可能性があるとされるなか、17歳の娘サンデー・ローズと登場したニコール・キッドマン(58)と同様、ビヨンセが今年のイベントで共同議長を務めていたことも判断背景にあるとみられている。

実際、ブルー・アイビーはメットガラ2026のレッドカーペットでサングラスを外すよう求められながらも応じず、会場内に入ってから外す姿を見せた。最も視線が集中する場ではあえて距離を保ち、その内側では自然体に戻る。その切り替えは、多くを語る代わりに自らの見せ方を選び取る、Z世代らしい姿勢を感じさせるものだった。自身の意思を静かに貫いたその振る舞いもまた、この夜を印象づけたワンシーンとなった。