
2026年6月20日(現地時間)、初めて両親の同行なしで、国賓接遇の公務を務めたエリザベート王女 Photo:Getty Images
2026年6月20日(現地時間)、オランダ国賓訪問を終え、ベルギー・ブリュッセル近郊のメルスブルク空軍基地に到着された天皇皇后両陛下を出迎えたエリザベート王女。王立陸軍士官学校を経て、英・オックスフォード大学で学び、5月末に米・ハーバード大学大学院を卒業したばかりの王女にとって、今回は初の国賓接遇(政府が公式に迎えた外国の元首やこれに準ずる者を、最上級の礼儀をもって手厚くもてなすこと)となった。

2006年夏、天皇陛下ご一家がオランダで静養されていた際、エリザベート王女は2人の弟とともに両陛下と対面したとのことで、王女は当時4歳だったとか Photo:Getty Images
飛行機から降り立った両陛下を迎えたエリザベート王女は、見事なカーテシーを披露し、天皇陛下(66)と握手。続いてライムグリーンのスカートスーツをまとった皇后雅子さま(62)とチークキスで挨拶した後、にこやかな笑顔で会話を交わした。天皇皇后両陛下とエリザベート王女の対面は2006年、オランダのベアトリクス前女王(88)の主催で行われた夕食会以来、20年ぶりだったとのことで、大変懐かしい再会となったようだ。

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スペイン誌『HOLA!』によると、このとき王女が選んだのは、10代の頃から愛用する仏ブランド、マージュの白のセットアップ。ステッチがアクセントになったニットドレスに、お揃いのクロップドカーディガンを重ねたスタイルで、いずれもリサイクル素材が使用されているそう。

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王女は白のクラッチとヌードカラーのパンプスを合わせ、清楚なムード漂うエレガントなルックに仕上げていた。ネット上のロイヤルファンは、若きプリンセスの気品あふれる外交ファッションを絶賛。「とても場にふさわしく、控えめでありながら、非常にシック」「ファッションも素晴らしいし、マナーも完璧」などのコメントが相次いだという。
マティルド王妃がまとったグリーンの葉が大胆にプリントされたシャツドレスは、オランダ・マキシマ王妃(55)も愛用するナタンのもの
ベルギー通信社『Belga』によれば、天皇皇后両陛下はその後、ナミュール州にあるベルギー王室の別邸、シエルニョン城へ向かい、週末を同城で過ごしたとのこと。6月21日(現地時間)には、非公式な夕食会が行われ、エリザベート王女も弟のガブリエル王子(22)、エマニュエル王子(20)、妹のエレオノール王女(18)とともに出席。王室のSNS公式アカウントでは、城内の広大な自然を背景に、両陛下と国王一家が並ぶ記念写真がシェアされた。

エレオノール王女が着用しているジョルジオ アルマーニのボルドーのバックストラップパンプスはエリザベート王女と色違いで、もともとはマティルド王妃のなのものだとか Photo:Getty Images
その写真でひときわ目を引いたのは、エリザベート王女の洗練された初夏の装い。パリ発ブランド、Destreeのアイボリー色のサマードレスを主役に、キャメルカラーのジョルジオ アルマーニのバックストラップパンプスを合わせた上品なカラーリングで、優美な印象を残した。軽やかな素材感のクラッチとキャロリーナ・ヘレラの花モチーフのピアスは、どちらも母マティルド王妃のものだという。また、妹のエレオノール王女もパリのブランドBa&shをセレクト。インパクトのあるエスニックテイストのロングワンピースに身を包んだ。

記念撮影には、フィリップ国王とマティルド王妃、4人の子どもたちに加え、国王の妹アストリッド王女(64)とその夫ロレンツ王子(70)も姿を見せた Photo:Getty Images
そして6月23日(現地時間)、国賓訪問の公式行事がスタートし、そのハイライトともいうべき晩餐会が同日夜、ブリュッセルのラーケン宮にて盛大に行われた。『HOLA!』によれば、エリザベート王女をはじめ、国王夫妻の4人の子どもたちが国賓晩餐会にするのは初めてのこと。ベルギー王室にとって歴史に残る一夜となったようだ。現地のある王室ジャーナリストは、今回の日本の国賓訪問が、4人の子どもたちが揃ってデビューを飾る場となったことこそ、フィリップ国王にとってこの訪問がいかに格式高く、特別なものであるかを物語っているとSNSに投稿している。

日本政府から贈られたという菊花大綬章を着用していたエリザベート王女。リボンを模したダイヤモンドのフリンジイヤリングはマティルド王妃の愛用品なのだとか Photo:Getty Images
式典前に行われた記念撮影では、天皇皇后両陛下とベルギー王室メンバーが、勲章やサッシュをまとったフォーマルなスタイルでずらりと並び、壮麗な眺めに。エリザベート王女は、初の公式晩餐会にシックなディープブルーのドレスを選び、赤のサッシュを身につけて登場。

現地メディアによれば、このティアラは1912年、ロンドンのジュエラー、ヘネルによって製作されたもので、600個以上のダイヤモンドがあしらわれているとのこと。エリザベート王女がこれを公の場で着用したのは初めてだそう Photo:Getty Images
ギリシャ神話の女神のような「ブラバン・ローレル・リース・ティアラ」で、リュクスに華やぎを添えた。ロイヤルジュエリーサイト『The Court Jeweller』によれば、このティアラは1999年、ベルギー貴族協会から母マティルド王妃に結婚祝いとして贈られたものだという。

エレオノール王女のティアラはブリュッセルのジュエラー、クーゼマンズのもので、2019年にオークションで購入されたものだという Photo:Getty Images
ティアラといえば、オランダ国王夫妻の第3子アリアーネ王女(19)が6月17日(現地時間)、日本の国賓晩餐会でデビューを飾り、話題を呼んだばかりだが、今回はベルギー国王夫妻の第4子エレオノール王女が公の場で、ティアラ姿を初お披露目。王女はロンドン発、サフィヤのペールピンクのケープドレスに、18歳の誕生日を祝して贈られたとされるダイヤモンドのティアラで、優雅なロイヤルルックを完成させた。

『The Court Jeweller』によれば、マティルド王妃のティアラは、1920年代にフィリップ国王の祖母にあたるアストリッド王妃のために作られたベルギー王室の家宝のひとつで、1926年、レオポルド3世国王と結婚した際に贈られたものなのだとか Photo:Getty Images
『HOLA!』によれば、マティルド王妃は、扇子とハスの花をモチーフとした、品格あふれるドレスで圧巻のオーラを発揮。ピンクからグリーンへの淡いグラデーションが美しい1着はアルマーニ プリヴェのビスポークで、淡いピンクのクラッチも同じくアルマーニ プリヴェのものだという。

雅子さまのティアラは、スイカズラをモチーフとしたもので、1928年、秩父宮妃勢津子さまが結婚式で初めて着用されたものだそう Photo:Getty Images
そして、ベルギー王室のコレクションのなかでも最も格式高いジュエリーと言われる「ダイヤモンド・エンパイア・ティアラ(別名ナイン・プロヴァンス・ティアラ)」をまばゆいばかりに輝かせた。

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『The Court Jeweller』によると、雅子さまはペールピンクの繊細なレースが重ねられたドレスをまとい、オランダの晩餐会と同様、秩父宮妃勢津子さま(享年85)にゆかりのある「ハニーサックル・ティアラ」を着用。今回はお揃いのダイヤモンドネックレスも披露された。

2026年6月23日(現地時間)、歓迎式典の後、ブリュッセル市庁舎のバルコニーから並んで手を振った天皇皇后両陛下とフィリップ国王夫妻。マティルド王妃のコーラルピンクのドレスはディオールのビスポークとのこと Photo:Getty Images
なお、ベルギー版『Paris Match』によれば、天皇皇后両陛下は6月25日(現地時間)、ブリュッセルの駐日大使公邸で日本人コミュニティの人々と面会後、帰国される予定となっている。