【ENHYPEN】多彩な表現力を持ち、無限の可能性を秘めた7人

2020年にデビューしたENHYPEN。2023年9月には日本3rdシングル「結 -YOU-」のリリース、そして東京・大阪での初のドームツアーを開催。ますます影響力を高める韓国発の7人組グローバルグループだ。本誌初登場となる今回は、植物を愛でる穏やかなひとときをテーマに。密やかな庭園で過ごす彼らの姿をのぞいてみよう

SUNGHOON

SUNGHOON
コート¥594,000・シャツ¥145,200・タイ¥29,700・パンツ¥165,000・靴¥154,000(すべて予定価格)・ソックス(参考商品)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

2002年12月8日生まれ。華麗なダンスで観客を魅了するSUNGHOONさんは、フィギュアスケート選手として活動していた経歴の持ち主。「フィギュアの経験は、動きを美しく見せる点で大きく役立っていると思います。体力や精神力も培われました」。素顔は、妹思いな兄だ。「昔はよく一緒に遊んでいました。今は僕が宿舎にいて離れていますが、妹に欲しいものがあれば買ってあげるようにしています」。端正なコートルックは、高貴な佇まいとリンクする。

HEESEUNG

HEESEUNG
ワンピース¥704,000・シャツ¥145,200(ともに予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

「最年長としての責任感ももちろん大切ですが、最近、ちょっと考え方が変わりました。僕が年下メンバーに何かをしてあげるフェーズは終わって、僕自身が成長していくことがむしろグループにとって大きな力になるとわかったんです」。2001年10月15日生まれ。抜群の歌唱力とグルーヴ感を誇る、最年長メンバーのHEESEUNGさん。プライベートでは近頃オンラインショッピングに夢中。「家に置くオブジェ、ルームディフューザー、ローソファ、服を買いました」。草木になじむブラウンのワンピースを主役に、意外性のあるアイテムもシックに着こなす。

NI-KI

NI-KI
ジャケット(茶)¥825,000・(カーキ)¥924,000・パンツ¥220,000(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ) 中に着たタンクトップ/スタイリスト私物

2005年12月9日生まれのNI-KIさん。最年少メンバーにして、ダンスでグループを率いる。「メンバーと舞台に立つときがやっぱり一番楽しいです。個人的にも成長したいので、海外のダンサーのコレオグラフィーを参考にしながら、オリジナルのダンスのスタイルを作っています」。趣味は絵や写真。「最近はひまわりの絵を描きました。スケッチではなくて、イメージしたものを魅力的に描くのが目標。今度は人の感情を絵にしてみたい」。タフなレザージャケットは異なる色をレイヤード。

JAKE

JAKE
ジャケット¥660,000・ニットトップス¥192,500・中に着たTシャツ¥80,300(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)

2002年11月15日生まれのJAKEさんは、愛犬のレイラをとても可愛がっている。「うちのレイラは外で遊ぶのが好きだし、僕も犬っぽいタイプかも。アウトドアやスポーツが大好きで、最近はNI-KIさんと野球をするのがブームです」。音楽的センスにも優れ、特技はヴァイオリン。「幼い頃から習っていて、オーストラリアの学校でオーケストラにも入っていました。ヴァイオリンを演奏すると、音感がよくなる気がします。ドラムもいつか習ってみたい」。豊かな大地のようなブラウンのジャケットに、一輪の花がよく映える。

SUNOO

SUNOO
ジャケット¥167,200・パンツ¥156,200(ともに参考価格)・タートルトップス¥61,600/ケンゾー パリ ジャパン(ケンゾー)

2003年6月24日生まれのSUNOOさん。「振りつけの練習をするとき、どうすればこのジェスチャーと表情がうまく合うかなと考えるんです。全体をよく観察しながら練習していますね」。ステージ上で見せるセクシーな表情と、愛嬌ある笑顔のギャップはいつも話題に。体調管理にも人一倍気を使う。「なるべく早く寝るようにしたり、ビタミン剤などを取り入れたりしています。最近、新しい栄養剤も買ったんですよ(笑)。アーティスト活動においては健康第一なので!」。プレイフルな黄色のジャケットの内側に咲く、真っ赤なボケの花が愛らしい。

JAY

JAY
ベスト¥163,900・パンツ¥128,700/エトロ ジャパン(エトロ)

2002年4月20日生まれ。JAYさんは英語と韓国語に加え、日本語も独学で上達中のトリリンガル。「デビュー前に2、3年勉強しました。J-POPもよく聴いていたし、食事中も散歩中もずっとイヤホンをつけて日本語のラジオを聞きながら過ごしていました。数年間、毎日!」。最近の趣味はエレキギター。「作曲を学びたいと思っているので、ギターが役立つ気がして。アコースティックギターの経験はありますが、エレキは初めてで楽しいです」。真摯に道を究めるJAYさんが装うのは、秋らしいパターンのベスト。デニムパンツを合わせ、心地よいムードに包まれたい。

JUNGWON

JUNGWON
カーディガン¥187,000・パンツ¥187,000・靴¥160,600(すべて予定価格)・ソックス(参考商品)/プラダ クライアントサービス(プラダ) 中に着たタンクトップ/スタイリスト私物

2004年2月9日生まれ、ENHYPENのリーダーを務めるJUNGWONさん。明るくしっかり者で、歌もダンスも完璧にこなす努力家だ。「幼い頃にテコンドーを習ったことが大きく役立っています。やり抜く力や忍耐強さが身につきました」。笑ったときにできるエクボも魅力的。「実を言うと、デビュー当初は自分のエクボがあまり好きじゃなかったんです。でも、ファンの皆さんがすごくいいと言ってくれるので、今ではチャームポイントだと思っています」。やわらかな色合わせのルックを纏う。窓際に座り、物思いに耽って。

ENHYPENの7人にインタビュー

【ENHYPEN】多彩な表現力を持ち、無の画像_8

 ボタニカルな意匠のぬくもりある服を、三者三様に着こなした。

(右から)[SUNOO]「衣装が斬新で可愛らしさもあって、こういうコンセプトの撮影は久しぶりだったのでとても楽しかったです」。フーディ¥370, 700・ショーツ¥193,600・ソックス¥26,400(ともに参考価格)・靴¥277,200

[HEESEUNG]「個性的で、色彩豊かなファッション撮影ができて楽しかった。リラックスした雰囲気を自然に見せられたところもすごくよかったと思います」。プルオーバートップス¥214,500・パンツ¥169,000(参考価格)・サボ¥214,500・中に着たフーディ(参考商品)/エトロ ジャパン(エトロ) 

[JAKE]「日本で発売される『SPUR』にENHYPENのメンバー全員で登場できてうれしいです。僕好みのポイントが多い、素敵な服を着ることができました!」。プルオーバートップス¥151,800・スカート¥113,300(ともに参考価格)・パンツ¥68,200/ケンゾー パリ ジャパン(ケンゾー) 靴/スタイリスト私物

——『SPUR』に初登場となる今回の撮影テーマは、庭園で暮らす青年たち。皆さんの好きな植物は?

JUNGWON 白いユリがきれいだなと思います。祖母が好きな花なんです。

HEESEUNG 僕はカーネーション。

JAY 竹が好きです。バンブー。竹林の雰囲気などがとてもいいですよね。

JUNGWON パンダが食べるやつ? 僕、最近パンダのモッパン(食事する様子の動画)をよく見ているんです。すごくおいしそうに食べるから。

JAKE 僕も木が多い場所が好きなんです。自然に癒やされるので。

SUNGHOON 僕はアカシア。あとはラベンダーの香りもお気に入りです。

SUNOO 桜です。すごくきれいだし、毎年、桜が咲くのを見るたびに春が来たんだなぁと実感します。

NI-KI ヒマワリ。色と、太陽に向かって咲いているところが好きですね。

——ではENGENE(ファンの総称)の皆さんに花をプレゼントするとしたら?

JUNGWON 青いかすみ草。花言葉が〝永遠の愛〟だから。白いかすみ草とバラを一緒に贈ると〝永遠に愛している〟っていう意味になるそうです!

HEESEUNG かすみ草の花束は華やかだし、プレゼントらしい感じがするよね。

SUNGHOON 僕は一輪のバラとかユリを贈りたいです。

JAKE 僕も一輪の赤いバラ。美しいし、愛を意味しますよね。

SUNOO 赤いバラの花言葉は〝熱烈な愛〟だそうです。ENGENEの皆さんを本当に愛しているから、僕も贈りたい!

NI-KI じゃあ、僕はバラの〝花束〟にしますね。ロマンティックだから。

JAY 僕は桜。愛や美しさを表現していて、すごくいいなと。

——最近、「ここがすごい!」と思ったメンバーは誰ですか?

NI-KI 僕はSUNGHOONさんにすごく目が行きますね。センターに来たときに自分のパートを完璧にこなしているのが見えるので「わぁ〜、すごい!」って尊敬するメンバーです。

JUNGWON SUNGHOONさんは控えめで口数が少ないほうですが、仕事のときや自分がこうするべきだと思ったときは率先して話をするんです。そういうところがすごく素敵。

SUNOO HEESEUNGさんの歌を聴くたびにいつも感心しています。ブレない歌唱力の高さを持っているので、僕もあんなふうになりたい、もっともっと頑張ろうという気持ちになりますね。

JAY 僕はNI-KIさんが羨ましいです。メンバーの中で一番若いのに、背も高くて。すべてを持っています!

JUNGWON 確かに!

SUNGHOON NI-KIさんはダンスも表情もとても巧みですが、デビューから2年半が経った今、自分ならではのオーラを纏うようになりました。

JAKE 僕がNI-KIさんの年だった3年前はこんなに大人じゃなかったと思います。徹底したプロ意識の持ち主。普段は幼い子どもみたいな感じなのに(笑)。そういう一面を見るたびに不思議な気持ちになるし、驚かされます。

——皆さん、最年少のNI-KIさんをすごく可愛がっているんですね。

JAKE はい、可愛いです(笑)。

HEESEUNG NI-KIさんは舞台上では年齢を超えたカリスマ性を発揮するので、より特別に見えるんですよね。SUNOOさんはコミュニケーションに長けていて、人づき合いや感情表現がすごく上手。JAYさんはこだわりが強くて、一つのことを深く掘り下げていくところがとてもカッコいいです。JAKEさんには天性の才能を感じますね。成長する姿を見せ続けていて、素晴らしいです。SUNGHOONさんはビジュアル面が秀逸。イケメンというだけではなくて〝彼は何かが違う〟と視線を集める面を持っています。JUNGWONさんはすごく誠実で、誰に対しても安心感をもたらす存在。仕事において地道さや誠実さはとても重要だから、そこが大きな長所だなと思います。

——皆さんが共同生活を送る宿舎では、どんなふうに過ごしていますか?

JUNGWON 普通に友達同士みたいな会話をしています。何食べる?とか、あのグループがうまいらしいよ、とか。

JAY 新しいゲームが出たよ!とか。

SUNGHOON ゲームをしている人もいれば、本を読んでいる人もいるし、ギターの練習をする人も。それぞれ自由に自分の時間を過ごしています。

NI-KI 僕はスピーカーで音楽を聴いています。音楽を流したままお風呂に入っちゃって、たまにJUNGWONさんに叱られることも(笑)。

SUNOO みんなでリビングに集まってごはんを食べたり、一緒に映画を観たり、気ままに過ごしています。

JAY 僕はよく寝る担当(笑)。

JAKE 僕はフードデリバリーを頼む担当。弟メンバーたちが食事を抜かないように。みんなで食べるときはサムギョプサルを注文することが多いかな。

HEESEUNG じゃあ、僕も弟だね(笑)。JAKEさんが注文してくれたものをよく食べているから。仕事中は僕が兄的な役割を担うことが多いですが、宿舎に帰ってプライベートな時間を過ごすときはちょっと幼くなる気がします。

——HEESEUNGさんとJAKEさんは、ラーメン好きとしても有名ですよね。

HEESEUNG はい、実はラーメンの自動調理器を買おうと思っているんです。でも最近は食べる頻度が減ったんですよ。一週間に3回ぐらい?

日本3rdシングル「結 -YOU-」には日本語曲で初のバラードも

【ENHYPEN】多彩な表現力を持ち、無の画像_9

ジャケットやニットなどノーブルな装いに、遊び心ある柄やモチーフをきかせて。

(右から)[JUNGWON]「SEVENTEENのJEONGHAN先輩をはじめ、多くのK-POPアーティストが登場した『SPUR』の表紙を飾ることができて光栄です」。ジャケット¥167,200・カーディガン¥95,700(ともに参考価格)・ショーツ¥85,800・パンツ¥85,800/ケンゾー パリ ジャパン(ケンゾー)

[JAY]「衣装もすごく華やか。久々に穏やかで自然な雰囲気で撮影をしたので、皆さんにも気に入っていただけるんじゃないかな」。ジャケット¥630,300・フーディ¥262,900・パンツ(参考色)¥113,300・ブーツ¥168,300/エトロ ジャパン(エトロ)

[NI-KI]「ビッグシルエットやレザー生地のジャケットなど、今日着た服はどれも好きでした」。ジレ¥126,500・シャツ(タイつき)¥97,900・パンツ¥85,800(すべて予定価格)・ジャケット¥210,100/ケンゾー パリ ジャパン(ケンゾー) 靴¥203,500(参考価格)/チャーチ クライアントサービス(チャーチ)

[SUNGHOON]「ほのぼのとした雰囲気が新鮮。明るいハウススタジオでリラックスできました」。プルオーバートップス¥390,500・靴¥129,800・パンツ(参考商品)/エトロ ジャパン(エトロ)

——9月にリリースされた日本作品「結 -YOU-」の注目ポイントは?

JUNGWON 「結 -YOU-」というタイトルには、運命的なつながりを信じる少年の切実な想いが込められています。

HEESEUNG 韓国で5月に発売された4th Mini Album『DARK BLOOD』のタイトル曲「Bite Me」や「Bills」の日本語バージョン、日本オリジナル曲など多彩な構成になっています。

JAKE 「Bills」は失われた愛による後悔と苦しみを〝請求書〟にたとえたユニークな曲です。日本語バージョンも気に入ってもらえたらうれしいです。

SUNGHOON 「BLOSSOM」は日本オリジナル曲で、初のバラード曲。愛する相手を思う気持ちと大切さを花が咲くことにたとえた歌詞がポイントです。

SUNOO ENHYPENはコロナ禍にデビューしたので、なかなかENGENEの皆さんと直接お会いする機会が持てませんでしたが、去年からオフラインで会えるようになって。ENGENEの皆さんへの感謝と愛を込めた曲でもあるんです。

NI-KI 僕たちの強みである〝ダークファンタジー〟を生かしたビジュアルにもどうぞご期待ください!

——9月には東京・大阪で初のドームツアーを開催。特に東京ドーム公演はK-POPボーイグループの中でデビューから最速での実現に。ますます活躍の場を広げるENHYPENの今後の目標は?

JUNGWON ドームツアーが決定したと聞いたときは思わず耳を疑いましたが、1公演あたり4〜5万人の観客の皆さんを満足させなければという責任感や意欲が湧いてきました。ENHYPENのメンバー全員が、多くの人にとって憧れの存在になるようなグループが目標です。

JAY ちょっと欲張りすぎかもしれませんが、僕たちより上に誰もいないところまで行きたいです。すごい方々がたくさんいるのでまだまだ遠い道のりですが、一歩一歩頑張っていきます。

JAKE 世界中の皆さんに僕たちのステージを披露したい。それだけパフォーマンスに自信があるので、ステージを見たらきっと僕たちを好きになってくれるはずだと信じています。

NI-KI ENHYPENというグループを一番よく見せられるものは絶対にパフォーマンスであってほしいので、魅力を感じさせられるよう頑張っています。いろいろな場所で、皆さんとたくさんの時間を一緒に過ごしたいです。

SUNGHOON さらにカッコよく、いつもENGENEの皆さんとともに歩むENHYPEN、そして元気を届けられるようなグループでいたいです。

SUNOO 僕たちの楽曲を多くの方々に知っていただいて、より多くの関心と愛を受けるアーティストになることが目標。アップグレードしていく姿を見せられるように努力を続けていきます!

HEESEUNG 今後もどんどん成長して、高みを目指していきたいですね。より多くの方々にENHYPENの音楽やパフォーマンスを愛していただき、一つのムーブメントを起こせたらうれしいです。

ENHYPENプロフィール画像
ENHYPEN

エンハイプン●超大型プロジェクト「I-LAND」から誕生した7人組グローバルグループ。’20年11月、ミニアルバム『BORDER:DAY ONE』でデビュー後、’21年7月には日本1stシングル「BORDER : 儚い」で日本デビュー。9月には日本3rdシングル「結 -YOU-」を発売したほか、2度目のワールドツアーの日本公演として、初のドームツアー「ENHYPEN WORLD TOUR ’FATE‘ IN JAPAN」を京セラドーム大阪、東京ドームにて開催。

FEATURE
HELLO...!