七味が生になるだけでこんなに美味しいなんて！

茅乃舎といえば出汁ですが、今我が家の食卓で大活躍なのが「生七味」です。「七味の原料を、生であわせたらもっと美味しいんじゃないか」という職人の発明だとか。私は毎日、その素晴らしい閃きにあやかっています。

口に含むと少量でも柚子や山椒の香りがすがすがしく立ってきます。粉末特有の喉にひっかかる感じもなく、辛いのにどんどん食が進みます。

さまざまな料理に合うところも魅力です。おにぎり、味噌汁、焼き魚。サーモンのマリネにちょこっとのせても。この季節は、鍋料理にも欠かせません。豚しゃぶに先日のSMALL GOOD THINGSでご紹介した塩漬けレモンとこれを、少量ずつ加えていただいたときの美味しさといったら！

また、特に相性がいいと感じるのは卵です。目玉焼きやゆで卵にも合いますし、劇的に美味しくなるのは卵かけご飯です。生七味をしょうゆで溶かしておいて、卵を割りいれる。これにアツアツのご飯が最高ですよ。