カーディガンの大正解、見つけました! 【CFCL】

昼夜で気温差があるこの時期、一着持っておいて間違いないのが薄手のカーディガンですよね。でも、“これだ!”と思えるアイテムに出合えないのがこれまでの悩みでした。羽織るとほっこり見えてしまったり、可愛いと思うものは肉厚なものが多く、着ていると暑くて結局脱いでしまったり。全てにおいて“ちょうど良い”ものはどこにあるのか。そんな問いを華麗に解決してくれる一品に出合いました。

日本が誇るニットブランド、「CFCL」

CFCLのカーディガン
FLUTED CARDIGAN 2 ¥52,800

この秋ワードローブに加わったのは、CFCLのカーディガンです。CFCLと言えば、パリでコレクションを発表するなど快進撃が止まらないジャパンブランド。表参道に旗艦店を開けば、完売品が続出するほどの人気ぶり。その秘密は一体どこにあるのか。それは、着てみることで実感することができます。

老若男女問わず愛用できるデザイン

CFCLのカーディガン
少し肉厚な生地感で、身体のラインを拾いすぎません。

陶器を着想源にした「ポッタリー」に続き、定番化しているのが「フルーテッド」シリーズ。私が購入したのは、このカーディガンです。

コンピュータプログラミングを駆使し、ストレッチ性の違う2種類のリブを交互に編み込んで作られた一着。ユニークな立体感によって、身体をモダンにデザインしてくれます。身頃を短く、袖を長く設定しているので、全身のバランスが自然とスタイリッシュに決まるのが嬉しい! 少しフレアに広がった袖口にもきゅんとします。

建築家の祖父を持ち、幼少期から建物の設計や構造に興味を持っていたというデザイナーの高橋悠介さん。その影響からか、CFCLの洋服には構築的なシルエットが多くみられます。ふんわりと丸みを帯びたフォルムや、それに反してきゅっとシェイプしたウエストなど。 立体的に身体を包み込み、見せたくないボディラインもうまく隠してくれるのです。年齢問わず愛用している人が多いブランドと聞いていましたが、着てみることでうなづけます。

持ち歩きしやすく、洗濯機でジャブジャブ洗える!

CFCLのカーディガン

SPURの過去の取材で、「ペンやコップなど、日常生活の道具に近い」服づくりをしていると話していた高橋さん。着心地が良くて、ケアしやすい。そんな、“現代生活のための”配慮が詰まっているのもポイントです。

再生ポリエステルを100%使用した素材は、洗濯機でジャブジャブ洗えます。だから、どんなシーンでも持ち歩きやすい。“お洒落は我慢”とよく言いますが、毎日着る服は、できることならお手入れしやすくあってほしい! そんな願いもかなえてくれます。

2022年7月に、「Bコーポレーション」を取得したことでも話題をさらったCFCL。これは、持続可能性や透明性など厳しい条件をクリアした企業に贈られる、国際認証制度です。日本のアパレル企業では、はじめての偉業だったそう。サステイナブルな精神を根底に持っているのも、信頼できますよね。

エレガンスなニットづくりを哲学とし、カジュアルにも、オケージョンシーンでも着られる優れもの! 既に大活躍中の一着です。

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エディターSASAYAMA

周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャー。
街でも目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が好きです。

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