【Dove&Olive】ワイエスという名前のショルダーバッグを持って、美術館へ

INDEX

東京都美術館「アンドリュー・ワイエス展」開催の知らせを受け取ったとき、「そうだ、Dove&Oliveのワイエスを手に入れて持って行こう」と思い立ちました。今年の始めのことです。

ワイエスの絵画に着想を得て、倉敷で生まれたレザーバッグ

「アンドリュー・ワイエス展」でのDove & Olive「ワイエス M」バッグ

Dove & Olive「AW ワイエス M」¥58,000

Dove&Oliveは、小野一さんが主宰するかばんと革製品のブランド。倉敷にアトリエを構えています。美大で油絵を学んだ小野さんが、アンドリュー・ワイエス(1917-2009)の絵から着想を得て生まれたのが、シンプルなレザーショルダーバッグ「ワイエス」。2サイズ・3色展開ですが、私は大きい方のMサイズ、ブラックを選びました。お値段はなんと¥58,000。昨今のバッグ価格の高騰にはため息が出るばかりですが、そのなかで驚きの5万円台。ほんとにいいのかな?  信じられないほどのクオリティの高さなのです。

 

なで肩でもショルダーがずり落ちない見事な職人技

Dove & Olive「ワイエス M」の全体像

質実で静かなたたずまいが、まさにアンドリュー・ワイエスが描いた世界を表すようなこのバッグ。艶のあるレザーに淡々とステッチを施し、マチがあって自立するバケツ型。飾り気はないけれど、誠実につくられていることが伝わってきて、あっという間に毎日活躍するようになりました。使ってみて気づいたのですが、ショルダーがまったくずり落ちないのです。そのストレスのなさといったら!

サイトには「なで肩の人にとって、ワンショルダータイプのバッグは使いにくいですよね。『AW ワイエス M』は、肩ひもの内側に縫い付けられた天然革が滑り止めとなり、ずり落ちを防いでくれるバッグ」との解説が。製作者である小野さん自身の悩みを解消するため、試行錯誤して滑り止めを完成させたそう。 

 

A4サイズのバケツ型。実用性に優れ、革のエイジングも楽しみ

Dove & Olive「ワイエス M」のバッグの中身

重さは約650g。レザーだけれど、キャンバスバッグのように軽いのも魅力です。A4クリアファイルに、iPad(13インチPCもはみ出ずに入りました)、ポーチ類に本2冊……と、ポンポン荷物を入れても楽々。サイトから注文して7〜10日ほどで届きましたが、レザー用のオイルと、鳩の形をした小さなスポンジが添えられていました。「約1年間お使いいただくと、革にしみ込んだオイルが次第に乾き始めます。表面が少しかさついたように感じたら、オイルを塗り足してください。一度塗り足した後は、また1年間を目安にご使用いただけます」とのこと。修理やメンテナンスにも丁寧に対応してくれて長いお付き合いができるのも、このブランドのいいところ。

Instagramに掲げられた理念も素敵です。
「地球を癒し、人を癒し、自分を癒すモノづくりで、関わるすべての人の人生に誇りを生みだし、世界の平和を実現する」


Dove&Oliveという名前は、旧約聖書「創世記」に登場するノアの方舟の物語から。世界を覆った大洪水のあと、人間と動物たちを乗せて漂う方舟から飛び立った鳩は、陸地の存在の証となるオリーブの枝を持ち帰りました。日々のかたわらに平和への希望を置きながら、じっくりと歳月を共に重ねたいと思うバッグです。

今回紹介した商品はこちら!
Dove & Olive「ワイエス M」を置いたところ

商品名

AW ワイエス M

ブランド

Dove & Olive

サイズ

H 34cm×W 27cm×D 11cm

カラー

Black

素材

イタリア製牛革

重さ

650g

価格

¥58,000

エディターKUBOTAプロフィール画像
エディターKUBOTA

幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。