アイライナーはベルト同然。インサイドラインでエッジを!
ヒロ 皆さん、いきなりですが映画『プラダを着た悪魔2』はもうご覧になったかしら? というのも、この映画には最新のビジュアルづくりのヒントがとてもたくさん詰まっているの。
——わかります。ファッションもですが、メイクアップもとっても素敵で。
ヒロ そうなの。中でも私が注目したのがアイライナー。昨今、抜け感が主流になることが多いからレスにしがちな方が多いと思うんです。でも、あの映画をスクリーンで観た途端「SPURガールたちにアイライナーを引くことの意義を伝えなきゃ」って使命感に駆られてしまって。アイライナーって私の中ではファッションにおけるベルトのような存在なんですよね。
——なくても成り立つけれど、取り入れることで印象がより洗練され、かつキャッチーになるということですね。
ヒロ そうよ〜! しかも、そんな私たちの気持ちを予想してたのかしらってくらい、今シーズンは魅力的な新作アイライナーが勢揃い。では早速紹介していくわね。
まずは、M・A・Cの「カラー エクセス ジェル ペンシル スキップ ザ ウェイトリスト」(1)。こちらはラメが繊細にきらめくダークブラウンなんですけど、アイライナーを引くのがお久しぶりの方や入門編にぴったりの一本。引き方は至ってシンプル。上まぶたを指で少し引き上げた状態で、インサイド全体にしっかり引いていきます。そしてこのあとが重要。目頭の上下3㎜くらいずつ、くの字になるように1のラインをプラス。そうすると、猫目みたいにキュッと映えるシェイプになるの。外側に引くとギャルのような印象になってしまうので、インサイドに引くのがおすすめ。
——ちなみに私、どちらかというと顔が求心的なタイプなので、目頭だけキュッと切り込みラインを入れると目が近づきすぎて見えないか心配で。バランスの取り方ってありますか?
ヒロ もちろん。上まぶたの目尻側1/3から目尻より3〜5㎜くらい、サイドに軽くはみ出させてみたら? それだけでワイドな印象が生まれるわよ。ただしこのとき、目尻のラインをハネ上げるのはタブー。トゥーマッチだし、印象が古くさく見えてしまうの。
——めちゃくちゃ参考になります。
ヒロ よかった。ちなみに、アイライナー上級者の方にはメイクアップフォーエバーの「アクアレジスト カラーペンシル 16」(2)にトライしていただきたいわ。グリッターがさりげなく輝きを放つメタリックっぽいブラックのジェルなんですけど、きちんと締めてくれてモードでスタイリッシュなの。
——ところで、アイライナーを主役にする日はどんなアイシャドウをチョイスするのがいいのでしょうか?
ヒロ そこはもう、一択。ベージュ系のハイライトでいいくらい。陰影をつけすぎるとコンサバ感が出ちゃうから、要注意よ。
さて最後に、今年の夏も酷暑になるということで、ひとつテクニックを授けたいと思います。せっかく引いたアイライナーがにじんじゃったら元も子もないでしょ。汗をかいたり涙しちゃう予感のある日は、目もとにプレストパウダーを仕込んでおくと驚くほどキープ力がアップ。エトヴォスの「ミネラルシルキーベール SPF20・PA++」(3)をパフに取って折りたたんで、ちょんちょんちょんてしておくだけでOK。日中も自信が揺らがないわ。今月はThat’s all!