アウトドア・モードの必勝アイテム #深夜のこっそり話 #1124

前回も書きましたが、子どもが1歳を過ぎてから外遊びが急激に増えたので、例年よりも気をひきしめて紫外線対策をしています。男の子のママなのに年中透き通るような白肌をキープしているヘアメイクさんがいらっしゃるので、どうやって日焼けを食い止めているのか聞き込みすると、自転車に乗るときは必ず顔面がスッポリ隠れるタイプのサンバイザーをかぶっているとのこと。彼女の話しを聞き終わる前に、アマゾンでワンクリック注文しましたよね。

顔面サンバイザー、確かに優秀です。日焼けしないし、視界はちゃんと確保されるし、空中に群がる小さな虫たちに顔面から突っ込んでも平気。あらゆる外敵から肌が守られてる気がします。ただ問題は、自転車に乗るとき以外でかぶる勇気がないこと。だって子どもと公園で遊ぶ母親の顔が鉄仮面みたいって、なかなかシュールでしょう? とはいえ日傘をさしていたら咄嗟の行動に対応できず危険。そうなると消去法で、外遊びのときはツバの広い帽子という選択肢に絞られます。

ここでもうひとつ問題なのが、ツバ広ハットはエレガントに転びがちということ。私なんかはエレガントの「エ」の字もない人間なので、ずっと苦手意識を持ち続けてきました。この手の帽子はニュアンスボブとフレアスカートがよく似合う大人の女性のためのものだと。しかし今年は焼かないと誓った以上、避けては通れません。人生35年目にして、ついに女優帽に向き合わないといけない時がきてしまった。

お気に入りのECショップでハットのカテゴリを眺めてみる午前0時。いくらスクロールしても心に響くものは見つからず。諦めて寝ようと思ったとき、ふとグッチのコレクションが頭をよぎりました。そういえばここ数シーズンのランウェイ、ツバ広ハットのかわいいルックがいくつも登場していたような。

グッチ公式サイトで確認すると、一瞬で眠気が吹き飛ぶくらい好みドンピシャのハットを見つけてしまいました。首の後ろまでしっかり日差しをガードできるツバ広タイプだけど、女性らしいというよりもユニセックスなムード。ヴィンテージライクな風合いでほっこりに転ばないバランスも絶妙。それにドローストリングつきだから風で飛ばされる心配もなし。それはもう私にとって運命のツバヒロちゃんでした。

すぐにでもポチりたい衝動をぐっとこらえて(値段が値段ですから)、まずは試着して確かめることに。日本では新宿伊勢丹メンズ館に在庫があったので、すわ急げと駆け込み、かぶってみたらまぁかわいい! 試着したらイメージと違うどころかますます欲しくなり、「ください!」と頭よりも先に口が動いていました。だけど店舗にはMサイズしか取り扱いがなく、結局オンラインに戻ってSサイズをポチり。

出合ってから1週間後、ついに手元に届いた私のツバヒロちゃん。顔を近づけると、天然草のほの甘くやさしい香りがします。これで海もフェスも、経堂コルティの屋上庭園も(これに関する話しはコチラ↓を)怖くない。

さぁいよいよ夏本番。こちらの準備は万端です!

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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