(大げさなタイトルをつけてしまいましたが、内容はプチプラショッピングです。)
さて、激動の半年を経てみなさん、お金の使い方に変化はありましたか? 私はといえばやはり旅行に行くことがなくなり、食べることばかり考えつつ、ポツポツと欲しいものを買う日々です。そんな中、手に入れたもののうち特に印象的だったものを紹介させてください。
まずは、SPUR.JPでも人気のジュエリーブランド、アルティーダ ウードのブレスレット。インドのジャイプールの女性たちによるハンドメイドのブレスレット(税抜き4,000円)を1本購入すると、インドでの学校建設を目的とした「“I am”ドネーション」プロジェクトに最大で1,100円の寄付支援ができ、現地の女性たちの収入サポートにもなる、というもの。しばらく品切れ状態だったのですが、8月末、新デザインが登場したタイミングでガバッと再入荷されたので、さっそく購入しました。ストーンの種類もデザインもさまざまでとにかくかわいいし、どれにしようか迷う時間が楽しかった(プロジェクトの意義にももちろん賛同しますが、ここ重要)!
もうひとつは敬愛するアーティストで、9月27日まで「ときに川は橋となる」展が絶賛開催中のオラファー・エリアソンによる、「リトルサン」と名付けられたソーラーランプ。ソーラーエンジニアとの共同開発により、送電網が整備されていない地域の人々に、手軽でクリーンな明かりを提供するために作られたものです。面白いのが、電気インフラが整っている地域に住む私が購入した価格と、整っていない地域に住む人の購入価格とを意図的に変えていること。この価格差が、夜の暗闇を過ごす人々がアフォーダブルに、そして手軽に明かりにアクセスできる一歩となるんです。エリアソン氏といえば、おもに体感を通した作品で知覚や認識に変化をもたらしてくれるのですが、このランプに関しても、目の前のスタイリッシュで小さなランプと同じものが遠く離れたアフリカの暗闇を照らしているなんて、なんだかワクワクします(ちなみに、リトルサンは一過性のものではなく、氏はこのプロジェクトを法人化しています)。
これからも衝動買いやちょっとしたむだ使いをなくすことはできないかもしれないけれど、さまざまなものを改めて取捨選択していくこのタイミング、“ものを買うことは支持すること”を意識して、他にもたくさんある素敵な取り組みにも目を向け、“参加”していきたいです。未来に向けた思い(今回の場合はしっかり物欲が介在していますが)には外出制限も国境もなく、どこまでも行ける!
モードとカルチャーの狭間で15年。音楽と鉱石とフレンチフライから逃れられません。