エディター１年目。一人暮らしも１年目。新たな生活には少しずつ慣れてきたものの、未だ毎日が“秒”で過ぎていきます。多忙を極めた末に食事がおろそかになり、自炊をさぼるどころか食事を摂らないこともザラでした。春に新社会人になる方々の中にも、私と同じような経験をすることになる方がきっと出てくるのではないでしょうか。このままでは不健康まっしぐら。危機感を覚えたので、まずは少しでも食事へのモチベーションを上げるため、かわいいテーブルウェアを少しずつ集め始めました。
その中でも毎日使っているお気に入りが「ティプシーグラス」。ぐにゃりとしたいびつなシェイプ。ほろ酔い状態で見える世界はこんな感じ？とのことで、ティプシー（＝ほろ酔い）と名付けられています。酔っていなくとも手もとの平衡感覚が保てなくなりそうな、お酒のお供にするには少し危ういグラスです。
このグラス、誰もが一度は目にしたことがあるはず。実はカフェでよく使われている定番グラス「ピカルディ」を、高温の窯でぐにゃっとなる瞬間まで再溶解したものなのです。「ピカルディ」は120度まで絶えうる耐熱性を備えているので、それが溶かされ変形しているというアイロニックな点にもぐっときました。
変形具合は個体差があり、私はグラスとして機能しうるぎりぎりのラインを攻めたものをセレクト。お世辞にも見た目が素敵とは言えない料理ばかりつくる私ですが（栄養重視なので！ という言い訳……）、このグラスが添えられているだけで、そんなテキトー料理もちょっとイイ感じに見えてきたり。友人が自宅に来てくれた時のカンバセーションピースとしてもうってつけなのではないかなと思います。
料理へのモチベーションが上がるテーブルウェアや便利でかわいいキッチングッズ、引き続き探しているので、おすすめ品を手に入れたらまたここで報告させてください！
新米エディター。危険ギリギリのラインを攻めた海外一人旅が好き。最近はスパイス料理に沼ってしまい、口内に刺激を求める日々です。
