No.22 Kaoru

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「半年ほど探して、やっと出合えたこの家に引っ越したのは10カ月前。都心から離れすぎず広さもあってお気に入り」と薫さん

Kaoru(薫)/「Dress the Food」フードディレクター
「Dress the Food」として広告や雑誌などでフードスタイリングを手がける。写真の上に食べ物をのせ撮影するシリーズ作品「Food On A Photograph」プロジェクトでは、NYと東京の2都市で展示を開催した。食材の魅力を引き出すことを得意とする。

日々の食事と向き合いつつ、クリエイティブワークも

カラフルな器を並べて。「Shinoさんのカップやボウルは、家の中のあらゆる場所をハッピーにしてくれる特別な存在です!」

Q あなたが思う心地いい暮らしとは何ですか?

「家の中にある自分の大切なものにそれぞれちゃんと居場所があること。好きな作家の器やアーティストが想いを込めて作った作品、誰が所有していたかわからないヴィンテージの時計など。それらがあることで、誰かとつながっているような気持ちになれるものはずっと大切にしています」

ある日のランチ。「NY在住の友人・Shino Takedaさんの器に料理を盛りつけるのは楽しく、食べる前から元気になれます」

Q 家での毎日をどんなふうに過ごしていますか?

「朝は決まってYouTubeでヨガや筋トレを。晴れていれば近所の公園まで往復40分くらいウォーキングをしたり。食事のあとは、Instagramのストーリーにレシピを上げたり、素敵な材料が手に入ったら『Food On A Photograph』の作品作りをします。この状況だからこそ、日々の体調や気分に適した食事は大切ですね。もしストレスを感じてると気づいたらいったん作業をストップして15分くらいメディテーションします」

リビングでは撮影や食事を。二人掛けの椅子やコーヒーテーブルとして活用できるベンチテーブルはMOBLEY WORKSのもの

Q この期間、自分の中で変わったことはありますか?

「時間の感覚と、管理の仕方が変わった気がします。毎日があっという間に終わってしまうので、翌日をどう過ごしたいか、やりたいことだけは必ず寝る前に考えていますね。あとは、先々も時間があるので、これまでは“時間がもったいない”と避けていたことも積極的に試すようになりました」

(右)玄関にはお気に入りの作品や旅先で見つけたアイテムを。You are welcomeとShino Takedaの花瓶、SALT AND PEPPERで購入したOLGA goose candle、浅草酉の市で購入したよし田の熊手などをはじめ、壁には「Food On A Photograph」の作品も
(中)幡ヶ谷のBULLPENで購入した稲熊家具製作所のテーブルランプを、枕もとのヴィンテージテーブルにのせて
(左)「太陽の光に透けるきれいな影で心が癒やされます。近年買い集めているのはJochen Holzの傾げたグラス」

photography: Toshio Ohno〈L MANAGEMENT〉

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