No.07 Jeanne Deroo

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自身は元ビューティ・エディター、叔母のヴィクトワール・ドゥ・タイヤックはビュリーのファウンダーとあって、ジャンヌはナチュラル・ビューティに精通している。少なくとも週に一度は、フェイス・ジムも

Jeanne Deroo(ジャンヌ・ドゥロー)/「Holi Holi」ファウンダー
ビューティ・エディターを数年間務めた後、この春パジャマのブランド「オリ・オリ」をスタート。母はジュエリーデザイナーのマリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックの姉でありスタッフ、父はフォトグラファーというクリエイティブな環境で育つ。

周りにあるもので作る素朴で可愛い即興インテリア

(右)楽しい柄が揃うオリ・オリのパジャマは海辺の家での部屋着としても活用
(左)庭で、ウェイト・トレーニング

(右)ポップなテーブルと素朴なブーケ
(左)移動先でも欠かせないのは、叔母マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックのジュエリー

Q ロックダウン中は、どこでどんな暮らしを?

「ふたりの子どもがまだ小さいから、カップ・フェレ(フランス南西部の大西洋岸)の一軒家へ来たの。毎日1時間はエクササイズをして、頭を空っぽにするように試みてるわ。たとえば@the_graceful_movementのオンラインクラスでピラティスをしてみたり。インスタグラム・ライブで多くの人がクリエイティブな発信をしているのを見ると、モチべーションが上がるわね。仕事の連絡は午後、子どもたちが寝ている間に。そして毎晩7時にはhouseparty(動画チャットアプリ)で、ワイングラスを片手に友人たちとおしゃべりをするのが楽しみ」

1歳の次男、ロッコと。海沿いのこの家は木を多用した、素朴な作り

Q 元気が出るインテリアやワードローブの秘訣は?

「私のブランド、オリ・オリのパジャマ2着、鮮やかな色のセーター数枚とジーンズ、そしてエメラルドグリーンのシルクのパンツ。取るものもとりあえず、で移動したからここでのワードローブはほんの少し。インテリアはまだ自分たちのスタイルに改装できていないけれど、野原で摘んだ花で食卓を飾るだけで、気分が上がるわ」

(右)シンプルなワードローブは、エルメスのスカーフで変化を。最も愛用の一点は、赤のバンダナ
(左)家の離れの納屋には「生きるって、気持ちいい!」と落書きが。今の気分にぴったり!

(右)ロッコのロンパースもオリ・オリ
(左)家のすぐ前は砂浜。裸足で過ごすことが多い

Q あなたにとって心地いい暮らしとは?

「松の木の下で、波の音を聞きながら夫とふたりの子どもと一緒に朝食をとること。料理に時間をかけられるのも、贅沢ね。すぐ近くにはベーカリーがない分バゲットも自分で焼くし、毎日ひとつは新しいレシピを試すの。自転車で近所を散策するのもストレス発散になるし、夜は出かけないから映画、特に往年の名作を観たり。今観てるのはロミー・シュナイダーがなんとも美しい『夕なぎ』(’72)。これからも、できる限り田舎暮らしでテレワークを続けたいと思っているわ」

休み中の読書は意外とクラシックな小説を選んで。たとえばスタンダールの『赤と黒』

(右)スパゲッティ・ボンゴレを準備中。オリーブオイルはアート・ディレクターの夫、パトリツィオ・ミッチェリによるオーガニックのイタリア食材ブランド、アルデンテのもの
(左)子どもとの日課は粘土のスカルプチャー作り。今は、野菜やパスタなど身近な素材を使ってトライ

interview&text:Minako Norimatsu

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