No.18 Keiko Hudson

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ユニークな美意識が感じられる作風が人気

Keiko Hudson(ケイコ・ハドソン)/プロップスタイリスト
雑誌や広告を中心に、ファッションやフードなどのスチールライフビジュアルのディレクション、セットデザイン、プロップスタイリングを行う。2020年からアメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーと東京の2拠点での活動をスタート。

少しずつ手を加えながら暮らすミルウォーキーの家

キッチン横のスペースにテーブルを置き、食事や趣味の時間はここで。日当たりも良好

Q ステイホーム期間、毎日どうやって過ごしていますか?

「時間があるからといって特に壮大なことをしようとせず、地味でもコツコツ続けることを意識しています。具体的には、朝7時に起きて午前中はニュースチェックやリサーチに、午後は運動とクリエイティブワークの時間と決めて過ごしています。あとお酒を飲んでいい曜日と時間、お菓子を作っていい日も決めています! そんな規則正しい生活だからこそいかに昨日と違った今日にするか、を大切にしています。それがうまくできた日はとてもハッピー」

(上)キッチンで、パンとオレンジの朝食の準備中
(右下)「オレンジがおいしくてよく食べています! 簡単な食事のときこそ器にはこだわります」。沖縄のガラス作家、おおやぶみよさんのガラスボウルや南裕基さんのスプーンなどを愛用
(左下)家にある日用品を使ってセットを組みながらアイデアをストック。「人形遊びの気分です」

Q リフレッシュしながら過ごすためのポイントはありますか?

「2週間に一度スーパーに行くときに、明るい色のお花を買います。週末は車を走らせ、パートナーと一緒に近所の森のハイキングコースに行くのが習慣にもなっていて。この期間、本当に植物の力に助けられていますね。あとは日本から持ってきた、京都のお寺で買ったお香(写真:中)も大事。人間が本来持っている落ち着く、安まる感覚を刺激するのでしょうね。夕方や夜によく焚いています」

(右)アメリカの料理本などを素材にゲストルームの壁に飾るコラージュ作品を制作中
(中)京都の東本願寺で購入したお香も棚に
(左)この期間、まず写真の整理から取りかかったという。「昔の家族写真などを掘り起こしては額装してリビングの壁に飾ったりしています」

Q あなたにとっての心地いい暮らしは何ですか?

「やっぱり自分に合ったインテリアや日用雑貨選びは大事ですね。椅子の座り心地や家具の色、壁の色、机の大きさやスプーンの大きさ、鍋の重さでさえも、自分の習慣や体のサイズ、感覚とピッタリ合ったものを見つけて増やしていくと、最終的にとっても心地いい暮らしができるんだろうなあと思います。私も引っ越したばかりなので、これから時間をかけてゆっくりと揃えていきたいです!」

photography: Keiko Hudson

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