No.14 Cecy Young

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寝室でセルフポートレート

Cecy Young(セシ・ヤング)/フォトグラファー
メキシコ出身。パリを拠点に活動していたが、現在はスイスに在住。日本の文化を好み、何度も来日している。SPURをはじめとしたファッション雑誌や広告で活躍。自然光を生かしたやわらかな質感が魅力。https://cecyyoung.com/

自分にとっての「儀式」と呼べる時間をつくる

オアハカの手工芸品である織物に、日本で買った陶器を

Q あなたにとって心地いい暮らしとは何ですか?

「栄養価の高い食事に良質な睡眠、好きな仲間たちと過ごす時間。外出自粛生活が始まってからは、リラックスのための“リチュアル”を意識的につくるようにしています。たとえばお風呂から出たらローブを羽織り、ヒップホップを聴きながらフェイスマスクをゆっくり浸透させる、というように。それからインターネットを断つのも忘れてはいけないポイント」

Q 最近面白かった本やドラマは何ですか?

「ドラマ『The Office』を久しぶりに観返して熱中しています! また、オーディブルを始めたので作業しながら本が聴けるようになりました。最近面白かったのはデール・カーネギーの『人を動かす』、やっぱり名著ですね。映画はスタジオジブリの作品をよく観ています」

エゴン・アイアーマンの机やアルネ・ヤコブセンのセブンチェアなど名作が並ぶ仕事部屋

「ダイニングチェアは、夫の祖父から譲り受けました」

Q ステイホーム期間を経て作品作りに影響は?

「家にいる時間が増えたので、小さなオブジェのスチール撮影を始めました。また外に出られない今、部屋から見える美しいピラトゥス山に心洗われているので、ロックダウン期間が終わったら自然と関わる写真をもっと多く撮りたいと思います。あとは写真に限らず、ペインティングや脚本にもチャレンジしたい!」

(右)タペストリーはLA拠点のホームプロダクトブランド、Slowdown Studioより
(左)メキシコの伝統的な木彫りアレブリジェ(中央・大)を中心に、佐渡島で買った鳥、友人からの結婚祝いのパンダが集結!

photography: Cecy Young