訪れると背筋がしゃんとする永遠に憧れているお店 ▶ANIS VINTAGE

「初訪問は服飾系の大学に通っていた頃。良質な本物のヴィンテージが並ぶ大人な空間で、美術館で作品を見ているような気持ちになったのを覚えています」と語る小川夢乃さん。
 店内に並ぶ1950〜70年代半ばのアイテムの美しさに、驚く。大量生産、大量消費に疑問を持ち、古い洋服にもう一度価値を与えるべく、オーナーの石川さん自ら一点一点丁寧にメンテナンスしているのだ。シミ抜きやボタンのつけ直しなど、長いものだと修復に1〜2週間かけることもある。細やかな仕事でどれも50年前のアイテムとは思えない仕上がりになっている。
 愛情をかけられた商品を見ていると、本来洋服は一度買ったら大切に長く着るもの、ということを思い出さずにはいられない。
「仕事柄いろいろな服を見たり着たりしますが、訪れるたびにやっぱりヴィンテージが大好きだ!と思わせてくれる。ずっとなくならないでほしい大切な場所です」

1 大人が日常的に楽しめる上質なヴィンテージが並ぶ。状態のいいシューズを見つけること自体難しい中、素材などを見極め着用に耐えうるものを精査し販売
2 ほどよい距離感で商品の解説をしてくれるオーナーの石川さん。世界中の素敵なものを集めたいという思いから、勢いでパリに発ったのが店を始めるきっかけに
3 ワンピースやスカートの値段は¥5,000〜¥20,000ほど。買い付けは、アメリカとヨーロッパが中心。さまざまな体型にマッチするよう、幅広いサイズが揃えられている。日本人に合うよう、お直しすることもしばしば

DATA
東京都武蔵野市吉祥寺本町2の2の7 301
0422-22-6222
営業時間:13時〜19時
不定休

 

コレ買いました!

「ピンクとグリーンの可愛いスカートを試着していると、石川さんが奥から同柄のトップスを出してくれました。"どちらかだけ連れて帰るわけにはいかない!"とセットで即買い。スカートにはカジュアルなスウェットを合わせるなど、別々でもコーディネートを楽しんでいます」

by Yumeno Ogawa
スタイリスト。ニットメーカーでデザイナーとして勤務後、椎名直子さんに師事し2012年に独立。SPURをはじめ、数々のモード誌や広告などを手がける。

FEATURE
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