肉料理からワインバーまで！まだまだあるソウルの注目グルメ

辛くて刺激的なだけが韓国料理の魅力じゃない。医食同源が根づき、しみじみとおいしい。オモニの味から宮廷色の美食まで、心も胃袋も優しく満たすとびきりのアドレスをご案内。ここでは肉料理、海鮮料理、ワインバーなど、ソウルの注目店を紹介。

コドシク麻浦店 고도식 마포점(コドシク　マポジョム)

看板メニューのアルトゥンシム（180ｇ・2人前₩18,000）。ロース、肩ロース、サムギョプサルなどをセットにした豪華な内容

味わい深い肉料理
ロッテワールド近くに本店を構える超人気焼肉店が、ソウルの中心地に炭火焼きの2号店をオープン。豚肉も牛肉も韓国産、しっとりジューシーで柔らかく、高級部位を提供しながらも値段設定は良心的。サービスのおかずまで驚くほど絶品で、お代わりする人も多い。客足が集中する夜は避け、ランチタイムが狙い目だ。

スンドゥブチゲがサービスのおかずで出されるのもうれしい！

韓牛ユッケ（100ｇ・₩17,000）は高級な前足の牛肉を使用

DATA
ソウル特別市麻浦区麻浦大路1ギル16
02-6952-8684
営業時間：12時〜14時（LO13時30分）　16時〜22時40分（LO22時）（月〜木）、12時〜22時40分（金〜日）
定休日：旧正月・秋夕
Instagram: @godosik92

ソウォルソッパプ 소월솥밥

2人セット（₩48,000）。釜飯2個とおかず、飲み物2杯がつく。写真はアワビ

しみじみおいしい海鮮料理
ユースカルチャーの発信地として話題の解放村でひときわ目を引くおしゃれな店はカフェではなく、日本でいう釜飯、ソッパプの専門店だ。炊きたてアツアツの釜飯はアワビ、海老バターの海産物のほか、牛ともばら肉ときのこの4種類を用意。レトロなムード漂う横丁にはほかにも注目店があり、ハシゴするのも楽しい。

海老バターの釜飯。混ぜご飯をのりで巻いて食べるのもおいしい

縫製工場の跡地だったエリアの歴史を感じられるように、当時のミシン台をリフォームしてテーブルにした

DATA
ソウル特別市龍山区新興路95-21
02-6407-2022
営業時間：11時30分〜15時（月）、11時30分〜15時（LO14時）　17時〜21時（LO20時）（水〜日）
定休日：火曜
Instagram: @sowolpot_hbc

Nm 엔엠

スタイリッシュながら気取らず、居心地のいい空間

ほっと落ち着くワインバー
ソウルではワインバーが空前のブームに。中でも若者中心にファンが多いNmは、オープンキッチンならではのフレンドリーな雰囲気も相まっていつも店内が賑わう。＂ノーメッセージ＂が由来の店名だが、ワインと提供される創作料理のレベルの高さからゲストからは＂ノムマシッソ（とてもおいしい）＂の略称と言われている。

左からボトルワイン₩97,000・₩107,000

マンゴーのデザート（₩9,000）、たことシュー生地の創作料理（₩14,000）、きゅうりにオリジナルのソースをかけた前菜（₩10,000）

DATA
ソウル特別市龍山区漢江大路62ナギル20-32
02-6407-4949
営業時間：18時〜24時（LO21時30分）　無休
Instagram: @nm.seoul

韓国酒場安氏マッコリ 한국술집 안씨막걸리(ハングッスルジプアンシマッコリ)

春季のデザートはヨモギのティラミス（₩12,000）

洗練されたマッコリ酒場
入り口がどこかわからない隠れ家的な酒場は、一歩入るとアーティで居心地のよい別世界が広がる。看板メニューはこってりと甘く、後味は爽やかな自家製マッコリ。伝統酒×創作韓国料理をモダナイズした提案で、韓食居酒屋として初めてミシュランガイドに掲載された。季節で変わる料理とともに美酒に酔いしれたい。