自転車で島めぐり。のんびり&素朴な”マルルーライフ”が待ってます(ランギロア島)

ボラボラやモーレアに比べてひときわ素朴での〜〜んびりした暮らしと人々に触れ合えるのがランギロア最大の魅力。自転車を借りて島内散策に出かけると、そんな”マルルーライフ”(←ひとりっP命名 ※マルルーはタヒチ語で「ありがとう」の意味)を体感できて、ランギロアが、タヒチがもっと好きになりますよ〜〜。

 

自転車はたいていの宿で貸し出しています。ただ、島はフラットとはいえ、じつは微妙なアップダウンがあって、意外に体力を使います。日よけの帽子と水は必携。私は自転車に乗ることを想定済みだったので、日本からリュックも持参しました。空港&『星野リゾート Kia Ora ランギロア』含む宿泊施設のある島は長さ約10キロ。端から端まで移動して約1時間です。空港〜アバトル村の間は割と単調な景色が続くので、かなり長く感じます。「星野リゾート〜アバトル村の往復(片道約40分)はさすがに一度がせいいっぱい(ぜーはー)」というのがひとりっP的感想。星野リゾートから、アバトル村とは逆方向の、船着場やスーパー、スナック(食堂)のあるオホトゥ村までは自転車で片道10分程度なので、ここまでは何回か往復しました。

 

立ち寄った工房兼自宅のパレオ屋さん。じつはお店の人は留守だったのですが、このとおり窓は全開で猫ちゃんが「にゃあ〜〜」と迎えてくれました。ほんとのんびりしてます〜〜〜。

 

そしてもうひとつのおすすめ探索コースが、隣の島のティプタ村への遠征です。ティプタパスを挟んで反対側の島にも村があるのが気になり調べたら、その名もずばりティプタという村だと判明。滞在している島からはタクシーボートが出ていると聞き、出かけてみることにしました。

 

空から見たティプタパス。左側の島に広がっているのがティプタ村です。
 

ティプタ村行きのタクシーボートは、あらかじめ予約しておくと星野リゾートの桟橋での乗り降りも可能とわかり、行きはリゾートから出発(フロントに頼んで予約してもらいました)。しかもなんと! 自転車も乗せられるんです。というわけで、自転車とともにGO!

 

5分少々でティプタ村に到着(早っ!)。運賃は自転車持ち込み料込みで片道600CFPでした。2島の間を1時間に1往復しているというので、じゃあ2時間後にまた乗りますと伝えて、自転車に乗って村散策へ出発。

 

走り出してすぐ、かわいい教会発見!! 

 

教会を激写していたら、教会の前でおしゃべりしていた女性に「中を見たいなら、鍵を開けてあげるわよ」と言われ、「お願いします〜〜!!」。

 

思ったとおり、中もかわいい!!

 

さすが生花のレイがかけられています。

 

祭壇も花だらけ!!! もちろん全部ナマのお花です!! かわいすぎる〜〜〜!!!

 

ステンドグラスも素朴でかわいい〜〜〜!

 

この日は日曜だったので、ミサのために着ている白いドレスが素敵〜〜〜〜! そして、「タヒチアンは歌がうまいから、賛美歌もすばらしいのでは。聴いてみたいぞ〜〜」と思っていたひとりっP、「ミサは何時から??」と聞くと「ついさっき終わったばかりよ」と言われ、がっくり。次の機会にはきっと〜〜〜!! 「マルルー!(ありがとう)」← お礼を言って、さらに進みます。

 

村のメインエリアを離れると、家は椰子の木の間に点在。やっぱりファブリック使いがかわいい〜〜!

 

私が自転車で通りかかっただけで手を振ってくれたファミリー@おそらくランチ中。

 

ランギロアでは誰かとすれ違うときには必ずにっこり笑顔で「iaorana〜(こんにちは)」。それがナチュラル。たぶんおそらくランギロアでは全員が知り合いなのかも(人口は2500人ほど)、というアットホーム感と、見知らぬ異邦人に対してもまったく警戒心なしのオープンマインド。絶対家に鍵とかかけてないに違いないのんびり平和なムード満載。そんな”マルルーライフ”が、ここランギロアにはあるんだなあ〜とティプタ村でさらに実感できます。

というわけで、絶対覚えるべきタヒチ語は、iaorana(イアオラナ〜。でもリエゾン気味なのかヤラナ〜に聞こえるので、私はヤラナ〜と言っていました←通じます)とmauruuru(マルルー)のふたつ。この2語でタヒチアンとのコミュニケーションはばっちりです。

 

村を抜けると1本道がずっと続きます。相変わらず住宅が点在。かなり行っても一向に村の果てにたどりつく気配がなく、「キリがなさそうだな」と途中で引き返すことに。これが正解。日本に帰ってきてからよくよくGoogle Map で見てみたら、このティプタ村のある島は長さ20㎞以上でした!! ひゃ〜〜!! 無理しなくてよかった! さすが世界最大級の環礁!! 

 

引き返す途中、ココナッツ畑の向こうにチラ見えしているビーチを見てみることに。

 

ぎゃーーー!!! や、やっぱり青い〜〜〜!! 

 

通りかかった墓地。さすがカラフルだなぁ〜。

 

ティプタ村にはレストランらしきものは見当たらず、スナック(食堂)はあったけれど閉まっていて、どうやらミニマートが数軒あるだけのようでした。

 

あまりの暑さにこのミニマートでパイナップルジュースを買ってイッキ飲み。

 

ティプタ村から見たティプタパスです。ちょうど満潮時なのか干潮時なのか、波がほとんどありません。

 

そろそろ船着場へ戻らなくては〜〜。

 

 

別の教会発見。

 

船着場に戻ったのは12時10分くらいだったんですが、私を待っていてくれたのか、時間にパンクチュアルではないってことなのか、タクシーボートはまだいて、再び自転車とともに乗船。帰りは星野リゾートより手前のオホトゥ村で下船しました。(*ボートの運航はどうやらお客がいれば臨機応変に随時運航している模様でした)

 

船着場すぐにある、地元客&観光客両方に人気の『Snack chez Lili』でランチタイム。

 

オーナーはマダガスカル出身のLiliさん。ならば、とチキンクレオールカレーをオーダー。ココナッツ風味でスーパーマイルドなカレーでした。もちろん美味!!

 

スーパー陽気な Liliさん。調理もサービスも手がけています。

 

店内にはLiliさんの飼い猫が。自由に動き回っています。超人懐っこいコなんですよ〜〜。

 

 

ティプタ村にはかわいい教会以外、これといったランドマークはありません。レストランもなし(たぶん)。なのですが、アバトル村よりもさらに素朴な島の生活を垣間見ることができて、私は最高に楽しかったです。みなさんも、ランギロアで時間があったらぜひティプタ村へ。ちなみに、村自体はかなり広いので、散策には自転車が必携ですよ〜〜!

 

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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