タヒチはじつは水上バンガロー発祥の地なんですよー。というわけでタヒチ=水上バンガローのイメージは間違いではないんですね。そしてそんな水上バンガローにも20年以上憧れてきたわたくしひとりっP。
もちろん決して安くはない、というかはっきりいって高額な水上バンガロー。新婚旅行ならともかく、ひとりっぷで泊まるなんてちょっと贅沢すぎないか?? と私も最初は思っていました。が、タヒチに来てみて、美しいラグーンの数々を実際に目の前で見ていると、「いや。やっぱり究極は水上バンガローステイだわ。とくにラグーンの美しい場所では」と気持ちがググッと水上バンガローに傾きはじめ。しばらくもんもんと悩んだ末に達した結論が、「わかりました! せっかくはるばるタヒチまで来たんだからここはもう思いきる! いいじゃんもうエア新婚旅行(←意味不明)ってことで! 」。ここで泊まらないと絶対後悔する! 未練たらたらで帰国するよりいい!! というわけで、急遽、 ”ひとりっP、夢の水上バンガローステイデビュー決定” となったのでした。
ステイ先は今回のタヒチ旅最後の滞在島、モーレア島の『ヒルトン モーレア ラグーン リゾート&スパ』。水上バンガローといえばの、この木製の桟橋。電動カー(敷地は広いので、部屋へは電動カーで案内されます)で桟橋に入った途端、すでに高鳴る胸を抑えきれずプルプル状態(!?)のひとりっP。
部屋に入るなり向かったのはもちろん、そう! 水上バンガローといえばのラグーンに直接出入りできるデッキ〜〜〜〜!! ひゃああ〜〜〜! マイデッキだ〜〜〜!! シュノーケラーひとりっP、このデッキにいったい何年あこがれ続けてきたことか!! もうまじでうれしさのあまりごろごろ転げ回る犬のキモチに!!
冷静になって、部屋に戻って、あれこれチェック。
おおおーーー!!! 水上バンガローのお約束、ガラスの床&テーブルが〜〜!! バンガロー下の水面が見えます〜〜〜!!
なんとバスタブは猫足!!
と部屋のチェックはそこそこに、さっそくラグーンへGO!です。
デッキの構造はこうなっています。よーく見ると、デッキ部分にテラスの椅子やデッキチェアを下ろしてカスタムしている部屋があったり、ホテルの無料アクティビティのSUPやカヌーでバンガローに乗りつけているゲストもいて、ほおおお〜〜〜〜、さすが水上バンガローやな〜〜! とまたまた感動。
早速ラグーン内をシュノーケルパトロール。バンガローの支柱に珊瑚が育っていて魚が集まっています。透明度のいいラグーン内にはポコポコと珊瑚が。ヒルトン モーレアは珊瑚保護のためのエコリーフプログラムに参加していて、2000(!!)の珊瑚をホテル内のラグーンへ移植する活動をしていると聞き、ほおお〜〜〜。というわけで施設ももちろんソーラーパネル、オーガニック製品の使用、排水のリサイクルなどエコに対してさまざまな取り組みをしているそうです。そもそも水上バンガローは、さまざまな設備を海中〜海底に敷設しなくてはいけないため、膨大な建設費、維持費がかかると聞いたことがあるんですが(宿泊費が高額なのにも納得)、そんな努力あっての美しいラグーンてことなのか〜〜〜、と実感。
そしてシュノーケルのあとにビーチまで戻らなくていい! 砂にまみれない! というこの感動! せっかくの美しいラグーンに浮かぶ水上バンガロー滞在。ひとりっPは1日は部屋にこもりました。ひがな1日デッキやテラスでごろごろして、気が向いたらラグーンへ。午後にはSPA でトリートメントを受け、またバンガローに戻る。海に囲まれまくりの滞在は、まさに心が洗われる体験。ひとりだからこその気ままで最高に贅沢なステイ、思いきってやってよかった! 人生にはこんなごほうびがあっていい! タヒチはそれにぴったりな場所だなあ〜〜〜と。水上バンガローがクセになりそうなことだけが心配です、、、
ちなみに、『ヒルトン モーレア ラグーン リゾート&スパ』はさすがモーレア島唯一の五つ星ホテル、朝食ビュッフェがものすごーーく充実してました。朝食ビュッフェにうるさいひとりっP太鼓判!! 毎日1時間以上かけて食べまくってしまったのはいうまでもありません。
ヒルトン モーレア ラグーン リゾート&スパ http://hiltonhotels.jp/hotel/polynesia/hilton-moorea-lagoon-resort-and-spa
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。