あきらかにタヒチのほかの島に比べて緑が濃いと感じるモーレア島。海もいいんですが、それだけじゃなく、山の中にも分け入ってみたくなります。というわけで、ひとりっPがリコメンドする、モーレア島で行くべきグリーンスポットBEST 3をご紹介します!
【マジック・マウンテン】島の高台にある”マジック・マウンテン”からはラグーンの絶景が望めます。
振り返ればこんな緑の谷が。ずいぶん奥のほうまで民家があるのにびっくりです。マジック・マウンテンへの道は狭い上にかなりの急坂なので、島内観光ツアーの4WDトラックでたどり着くのが一般的です。
【オプノフ農業学校】モーレア島にある『オプノフ農業学校』もひとりっP的おすすめです。その理由は、学校で生徒たちが作ったプロダクトを売る売店があるから。
こちらがその売店です。売っているものは、アイスクリーム各種、ジャム、ビネガーなど。どれもここでしか買えないので、思いのほか楽しいんですよ〜〜。
まずはパイナップルアイスクリーム。アイスというよりシャーベットのようなさっぱりした食感で美味。フレッシュパイナップルジュースもありましたが、残念ながら甘みは弱めでした。
ジャムは全種類試食させてくれます。なかでもこのパイナップルバニラが気に入って購入。ちなみにMADE IN FENUAとは、タヒチ産ということ。ときどき見かける表示なので、覚えておくと便利ですよ〜。そしてこのジャム、未開封で日本に持ち帰ってきたのに中身が少し漏れていました。念のためポリ袋に入れておいてよかった〜〜! みなさまもお気をつけください。
こちらはパイナップルビネガー。パイナップルの風味のお酢でフルーティ。そのままサラダドレッシング代わりに使っています。ローカロリーでヘルシー!
【ベルベデール展望台】モーレア島の最高峰、標高1207mのトヒエア山直下に位置する展望台からの眺めは、モーレア島の2つの湾、クック湾(写真右)とオプノフ湾(写真左)の両方を見下ろせる、間違いなくモーレア島でいちばんの絶景。間にある山はROTUI山です。道路はここまでで、じつはこの先にはトレイルがいくつか伸びています。本当はトレイル歩きにトライしたかったのですが、この時は連日のスコールでトレイルが滑りやすくなっていて、登山ツアーはしばらくの間催行中止となっていました。残念! が、自然相手なので仕方ないですね。 この展望台には島内観光ツアーで来ている人以外にも、自力でスクーターやなんとマウンテンバイク(!!)で来ているツワモノも。トレイルはじつは農業学校付近から伸びています。この濃い緑を堪能しまくるにはトレイル歩きは最高だろうなあ、と後ろ髪ひかれまくりのひとりっPでした。
以上BEST3は、島内観光ツアーでも必ず含まれているスポットなので、ツアーに参加して回ることも可能です。ちなみにガイドブックでも必ず紹介されている古代ポリネシアの祭祀場マラエもほとんどのツアーに含まれてはいるのですが、あまりの蚊のすごさにお客から不評らしく、ほとんど素通りに近いツアーも多いようです。私が参加したツアーも滞在5分でした。マラエに限らずジャングル内には蚊が多いので、ツアー参加の際は、長袖長パンが安心です。わたしもうっかり短パンで参加してしまい後悔。ほかの参加者も全員半袖短パンでしたが、かなり蚊に苦労していました。
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。