ファッションとともに前進するために。「デザイナーたちは希望を紡ぐ」

日本はもちろん、欧米でのコロナ禍での打撃は深刻だ。7月に予定されていたオートクチュールコレクション、2021年春夏メンズ・コレクションは、デジタルプラットフォームでの発表に。5月にはドリス・ヴァン・ノッテンが大手ファッション小売店の代表などと共同で、ファッションビジネスの見直しとスローファッションの実現を求め「ファッション業界への公開書簡」という形で声を上げた。それはデザイナーたちから多くの共感を呼び、アニヤ・ハインドマーチ、マリーン・セルなど多数の署名を集めることに。続いてフィリップ・リム、アーデムといったデザイナーが「#rewiringfashion」と銘打ち、新しいショースケジュールの提言をアナウンス。さらに、米英のファッション協議会が共同で、ファッション業界のリセットに向けての声明を発表した。今、私たちが考えるべき美しい服を作る責任と、着る責任とは? SPURはデザイナーたちの現在進行形の“声”を聞き、この期間に彼らの心をとらえた「美しいもの」の写真を特別にリクエスト。モードの未来に光を当てる、デザイナー23組からのメッセージを彼らが今、目にしている“景色”とともに届けたい。

SOURCE:SPUR 2020年8月号「デザイナーたちは希望を紡ぐ」

インタビューはこちらをチェック!